関心高まる「美容医療」~トラブルから身を守る(1)美容後遺症外来

公開日: 更新日:

 近年、美容整形を公表する芸能人が増えたり、さまざまな媒体で大々的な広告が展開されるなど、身近になりつつある「美容医療」。ただ、軽い気持ちで受けた施術が思わぬトラブルを起こし、治療が必要になるケースも少なくないという。日本医科大学付属病院美容外科・美容後遺症外来で診療を行う朝日林太郎氏に聞いた。

 美容整形は、自身のコンプレックス解消や、さらなる美の追求を目的に行う医療行為だ。現在、世界的にも美容整形ブームが到来しているといわれ、それとなく施術を受けている人もいるのではないか。そんな中、美容後遺症外来には、美容医療による合併症やトラブルで受診する患者が増加しているという。

「私が美容後遺症外来に携わり始めた2020年は、1日の初診の患者数は5人前後だったのに対し、現在は約20人まで増えています。近年の美容整形ブームにより街なかには美容クリニックが立ち並ぶようになりましたが、中には経験の少ない医師も一定数います。そのためトラブルが生じても対応できないと治療を断られ、ご自身で後遺症外来を探して受診されています。患者さんの年代も10~90代と幅広く、男性の方も見受けられます」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」