「オーバードーズ」は若者だけの問題ではない
今回は「オーバードーズ(Over Dose:OD)」について取り上げます。10~20代の若者を中心に問題になっている行為ですが、高齢者の方にもぜひ知っておいてほしいことでもあります。
病院で処方されるもの、市販されているものに関係なく、すべてのクスリには用量(内服薬の場合は1回に服用する量)が決められており、英語ではDoseと表記されます。つまりODとは、その名の通り「決められた用量を超えてクスリを過剰に服用してしまうこと」を意味します。
ODによく使われるクスリとして、総合感冒薬(かぜ薬)、咳止め、アレルギー薬が挙げられます。これらはドラッグストアなどで市販されていることもあり、比較的入手しやすいのが特徴です。こういったクスリを過剰に服用すると、意識がぼんやりしたり、逆に気分が高揚したり、眠たくなったりといった症状が出現します。これらはいわゆる“副作用”なのですが、それを目的にODしてしまうのです。
ODする理由は人それぞれですが、多くは家庭や学校、社会での不安や孤独感が存在しているといわれています。そういったことによる苦痛を一時的でも紛らわせるためにODし、あえて副作用を出現させているのです。


















