著者のコラム一覧

加来耕三歴史家・作家

昭和３３年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、同大学文学部研究員をへて、現在は大学・企業等の講師をつとめながら著作活動を行っている。テレビ・ラジオ等の番組監修・出演などの依頼多数。著書に『加来耕三の戦国武将ここ一番の決断』（滋慶出版／つちや書店）『卑弥呼のサラダ水戸黄門のラーメン』（ポプラ社）ほか多数。

歴史検証この人物の光と影

薩長同盟を締結させた英傑・桂小五郎の功績

公開日：2018/09/05 06:00　更新日：2018/09/05 06:00

イラスト・亀谷来夢

　明治維新を推進した英傑の一人に、桂小五郎がいます。ＮＨＫ大河ドラマ「西郷どん」では、玉山鉄二さんが好演していますね。桂は幕末の転換期に薩長同盟を締結し、新政府の混乱期に廃藩置県を断行した人物として、知られています。

　天保４（１８３３）年、桂は長州藩の藩医・和田昌景の長男…

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り1,817文字／全文1,958文字)

【連載】歴史検証この人物の光と影

前の記事大岡越前は41歳の若さで南町奉行に就任徳川吉宗の片腕に 2018/08/22 06:00
次の記事渡米資金は質入れで捻出野口英世は極端な放蕩児だった 2018/09/19 06:00

この連載の一覧を見る

■関連記事