加来耕三
著者のコラム一覧
加来耕三歴史家・作家

昭和33年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、同大学文学部研究員をへて、現在は大学・企業等の講師をつとめながら著作活動を行っている。テレビ・ラジオ等の番組監修・出演などの依頼多数。著書に『加来耕三の戦国武将ここ一番の決断』(滋慶出版/つちや書店)『卑弥呼のサラダ 水戸黄門のラーメン』(ポプラ社)ほか多数。

大岡越前は41歳の若さで南町奉行に就任 徳川吉宗の片腕に

公開日:

 先日、俳優の加藤剛さんが亡くなりました。加藤さんといえば、思い出すのがテレビ時代劇「大岡越前」。まさにはまり役でした。

 大岡越前こと、大岡忠相は8代将軍・徳川吉宗に登用されて出世したことで有名です。生まれは延宝5(1677)年。旗本・大岡美濃守忠高の四男として生まれました。

 赤穂浪士が吉良邸に討ち入った元禄15(1702)年、御書院番士からスタート。御徒頭、御使番、御目付役と進み、正徳元(1711)年、35歳にして評定所出仕となります。

 翌年には伊勢の山田奉行に任ぜられました。山田領は境界を接していた紀州藩松坂との間で長年にわたる争いがあり、これまでの山田奉行は紀州藩の威光を恐れ、山田領民側に理があるにもかかわらず、事なかれ主義に陥っていました。ところが忠相は公明正大に裁き、非は非として正しました。

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