加来耕三
著者のコラム一覧
加来耕三歴史家・作家

昭和33年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、同大学文学部研究員をへて、現在は大学・企業等の講師をつとめながら著作活動を行っている。テレビ・ラジオ等の番組監修・出演などの依頼多数。著書に『加来耕三の戦国武将ここ一番の決断』(滋慶出版/つちや書店)『卑弥呼のサラダ 水戸黄門のラーメン』(ポプラ社)ほか多数。

権謀術数を駆使…小豪族から中国地方を平定した毛利元就

公開日: 更新日:
(イラスト・なつき凛)

 戦国時代、権謀術数を使って、一代で中国地方を平定したのが毛利元就です。3人の息子に1本ずつ矢を折らせ、3本の矢を束ねて折れないことを教えた「三本の矢」の話は有名ですね。兄弟3人の団結が重要だ、との教えでした。

 元就は明応6(1497)年、安芸(現・広島県西部)の小豪族・…

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