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加来耕三
著者のコラム一覧
加来耕三歴史家・作家

昭和33年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、同大学文学部研究員をへて、現在は大学・企業等の講師をつとめながら著作活動を行っている。テレビ・ラジオ等の番組監修・出演などの依頼多数。著書に『加来耕三の戦国武将ここ一番の決断』(滋慶出版/つちや書店)『卑弥呼のサラダ 水戸黄門のラーメン』(ポプラ社)ほか多数。

権謀術数を駆使…小豪族から中国地方を平定した毛利元就

 戦国時代、権謀術数を使って、一代で中国地方を平定したのが毛利元就です。3人の息子に1本ずつ矢を折らせ、3本の矢を束ねて折れないことを教えた「三本の矢」の話は有名ですね。兄弟3人の団結が重要だ、との教えでした。

 元就は明応6(1497)年、安芸(現・広島県西部)の小豪族・毛利弘元の次男として生まれました。兄・興元が病死し、その子で甥の幸松丸が夭逝したため、27歳で家督を継承します。

 当時の中国地方は、出雲国(現・島根県)の尼子氏と、周防国(現・山口県)の大内氏の2大勢力に二分されていました。そんな中、小国の毛利は尼子氏と大内氏の間を行き来して、生き残りを図っていました。

 とくに元就は、武力よりも調略と謀略で武運を開いた人物です。大永5(1525)年、自身は大内氏に服従しながら、安芸米山城主・天野興定と自分の家臣・志道広良を義兄弟にして、毛利家を固めています。天文3(1534)年には、自分の居城・吉田郡山城に近い甲立五龍城主・宍戸元源の孫に、自分の長女を嫁がせました。これで宍戸氏が毛利を支えることに。

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