加来耕三
著者のコラム一覧
加来耕三歴史家・作家

昭和33年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、同大学文学部研究員をへて、現在は大学・企業等の講師をつとめながら著作活動を行っている。テレビ・ラジオ等の番組監修・出演などの依頼多数。著書に『加来耕三の戦国武将ここ一番の決断』(滋慶出版/つちや書店)『卑弥呼のサラダ 水戸黄門のラーメン』(ポプラ社)ほか多数。

開国の重要性説いた橋本左内 将軍継嗣運動で奔走し斬首

公開日:

 NHK大河ドラマ「西郷どん」で、西郷隆盛とともに行動して斬首刑に処された人物がいました。越前福井藩士の橋本左内です。ジャニーズ事務所の風間俊介さんが演じていました。

 左内は天保5(1834)年3月、福井の常磐町(現・福井県福井市春山)に藩医の長男として生まれました。眉目秀麗ながら撫で肩で、身長は5尺(150センチ)そこそこの、小柄だったと伝えられています。

 左内は蘭学を広く修め、食事中も書物を離さないほどの学問好きでした。彼が15歳のとき、自分への戒めとして書いた「啓発録」はいまも読み継がれています。

 若き左内は緒方洪庵の適塾(適々斎塾)に学び、オランダ語、ドイツ語、英語を理解でき、視野を世界に向けていきました。

 左内は藩主・松平慶永(春嶽)に外国の科学技術の優位性を説明して、開国の重要性を説きました。

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