地球温暖化で…南フランスで熱帯フルーツを栽培する農家が増えている
南仏で、バナナやパパイア、マンゴーなどの熱帯フルーツを栽培する農家が増えているそうだ。背景にあるのは、近年の気温上昇や猛暑、干ばつ。これまでの農作物が暑さに耐えられなくなる一方、熱帯の植物が育つ環境が生まれているという。
地中海沿岸のバール県オリウールでは、ドミニク・バルダンさんが温室で約20種類の熱帯果物を栽培している。パッションフルーツやパイナップルなどで、農薬を使わず、年間を通じて栽培している。本人は「フランスでパパイアを栽培しているのは、おそらく私だけ」と話している。
バルダンさんとともに栽培に取り組む農学者のヨハン・ビュテルさんは、バナナが専門だ。温室だけでなく風の強い屋外の斜面でも、ホンジュラスやレユニオン島など異なる地域に由来する26品種のバナナを試験栽培。冬でも育つ品種があるとみている。
こうした動きは一部の農家に限らない。バール県では、バナナ、パパイア、マンゴーなどへの転換を試みる農家が増えているという。温暖化によって農業環境が変わる中、これまで輸入に頼っていた南国フルーツを国内で生産する動きは、仏メディア「フランス24」などでも紹介され、注目を集めている。


















