著者のコラム一覧
首藤由之年金・老後資金アドバイザー、特定社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー

1959年生まれ、慶応大学経済学部卒業後、朝日新聞社入社。「AERA」「週刊朝日」などで主に経済分野を取材執筆、朝日新書編集長、書籍編集部長などを歴任後、編集委員。現在は人生後半期のマネー関連の取材、記事執筆を行っている。著書に「これだけ差がつく! 老後のお金」(ディスカヴァー携書)、「『ねんきん定期便』活用法」(朝日新聞出版)、「『貯まる人』『殖える人』が当たり前のようにやっている16のマネー習慣」(CEメディアハウス)。

(17)長期型の「株式投信」は60歳でも遅くない 過去のデータは雄弁に語る

公開日: 更新日:

 iDeCoやNISAを使った資産形成は「長期・分散・積み立て」を原則とし、市場全体の動きに合わせて値動きする「インデックス型」の投資信託を買い、「ほったらかし」にするのが有効であること、20年以上の長期で考える場合は「株式型」の投資信託を選ぶのも手であることは前に述べた。

 なぜ長期の場合、株式型が選択肢として有力になるのか、を少し詳しく見てみよう。この投資スタイルについては、実は金融庁自身がさまざまな試算を公表している。

 例えば、1989年以降、毎月同じ金額を国内外の株式や債券に積み立て投資を行い、「5年間」と「20年間」それぞれ保有した場合の年間収益率を集計すると、どうなるか。

「保有期間5年」だと年間収益率は大きくばらけ、資産額は元本割れになるケースもあった。しかし、これが「保有期間20年」になると、年間収益率はすべてがプラス2~8%の中におさまり、資産額も倍近くから3倍以上とすべてがプラスの収益になった。長期になると収益が安定するのだ。 

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