(3)蔵内問題で勢力再編…犬猿の武田良太とつばぜり合い
「麻生先生からも武田議員からも先輩議員としてご指導いただいている立場です」
9月27日、自民党福岡県連の新会長に古賀篤衆院議員が選ばれた。県議会の正副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑で辞任した松本国寛県議に代わり、国会議員として11年ぶりに就任。会見で古賀は麻生太郎副総裁と武田良太元総務相にこう気を配ってみせた。
県議会問題の余波は収まる気配がない。議会の不祥事噴出にとどまらず、福岡自民の権力構造そのものが変わったからだ。
「福岡県議会のドン」と呼ばれた蔵内勇夫氏は県議会議長辞任にとどまらず、議員辞職に追い込まれた。蔵内体制はあっという間に崩壊。それが県連会長ポストにまで波及し、麻生支配の終焉にもつながりつつある。
蔵内が8月25日に議長と県議を辞職後、松本も県連会長辞任を表明。9月18日、後任に立候補したのは古賀だけだった。
伏線は9月14日に都内で開かれた福岡県選出議員の会にあった。麻生と武田が顔をそろえるのは異例で、議員の間に緊張が走った。麻生出席を知った武田が急きょ参加を決めたともいわれる。次期県連会長がいかに重要か。両者の権力闘争が剥き出しになった瞬間だった。


















