(3)蔵内問題で勢力再編…犬猿の武田良太とつばぜり合い
麻生は当初、麻生派の井上貴博衆院議員を推していた。井上は福岡県議3期を経て、2012年総選挙に福岡1区から出馬し、初当選。現在6期目だ。先日の内閣改造・党役員人事が実施されるまで高市内閣の首相補佐官を務めていた。
出席者らによると、井上ら県議出身者の会長就任には慎重論が相次ぎ、最終的に古賀に一本化された。古賀は旧岸田派所属で、福岡3区選出。麻生にも武田にも「遠くもなく、近くもない」という絶妙なポジションとも言える。この距離感が古賀抜擢を後押しした。
来春の統一地方選まで半年あまり。県議選を境にいよいよ県政の勢力再編が動き出す気配もある。武田は県連改革にじわり関与してきた。
麻生は周囲に「この年まで(議員を)やるつもりは全くなかった」と漏らす半面、「ジイさんと同じ年まではやるかなあ」とも口にしていた。祖父の吉田茂元首相は85歳で政界を引退した。麻生はすでに1歳上回っている。西南戦争で城山に追い詰められた西郷隆盛のように「もうここらでよか」と覚悟を決めるのはいつの日か。 (おわり)



















