永田町の裏を読む
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いまや存続さえ危ぶまれる社民党が生き残る道はあるか?
立憲民主党と国民民主党の野党第1党の座をめぐる確執が続く中で、すっかり埋没して政党としての存続さえ危ぶまれているのが社会民主党である。同党の事情に詳しい古参党員に話を聞くと、夏の参院選が瀬戸際の選挙…
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トランプのノーベル賞や国賓のおべんちゃらが裏目に出たら
参院選前に何とか外交面で成果らしきものを上げて選挙戦の“目玉”にしたいと苦心している安倍晋三首相だが、「事態は悪い方へ、悪い方へと傾いている」と自民党中堅議員が嘆く。週末に選挙区に帰っても、毎度、安…
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たった1人の反乱で世の中を動かした若者たちがまぶしい
24日の沖縄県民投票の結果を受けて、25日夜の東アジア共同体研究所のユーチューブ番組「友愛チャンネル」は、「たった1人の反乱×2」と題して、日米2人の若者をゲストに招いた。 1人はシールズ琉…
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県民投票を無視して辺野古基地建設を強行しても不毛なだけ
米海兵隊の辺野古基地建設への賛否を問う沖縄県民投票が24日に迫ってきた。結果はほぼ見えていて、共同通信と地元2紙が協力して16~17日に行った電話調査の結果では、県民投票に「行った」「必ず行く」「た…
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政府発表の統計は都合よく操作されていると思った方がいい
農水省が8日、2018年の農林水産物・食品の輸出額が前年比12%増で過去最高の9068億円に達したと発表した。安倍晋三首相はかねて「攻めの農政を展開して輸出を1兆円に増やす」ことをアベノミクスの柱の…
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北方領土は「我が国固有の領土」と言わない安倍政権
2月7日は「北方領土の日」で、毎年、内閣府、地方6団体、民間の運動団体などによる「北方領土返還要求全国大会」が開かれる。が、今年は大会アピールの中で「北方4島が不法に占拠されている」という常套的な表…
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第2野党・国民民主との連携を拒否する立憲民主の冷淡な声
7月の参院選に向けて野党の統一候補樹立がなかなか進まないのは、立憲民主党の枝野幸男代表がかたくなに国民民主党との連携を拒んでいるからだとみる人が多い。その点を立憲のベテラン議員にただすと、意外な答え…
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玉城デニー沖縄県知事、鳩山元首相らが辺野古問題を語る
私も理事の一員である東アジア共同体研究所(鳩山由紀夫理事長、孫崎享所長)は、毎週月曜日の夜にユーチューブで「友愛チャンネル」というトーク番組をナマ放送している。第280回にあたる21日は、なんと、玉…
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小規模・家族経営を潰す安倍政権の時代錯誤な“新自由主義”
世界の潮流は「スモール・イズ・ビューティフル」に向かっているが、日本はその逆を行っている。マスコミがほとんど報道しないので誰も知らないし、知ったとしてもそれほど多くの人が関心を持たないのかもしれない…
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災いがますます広がり深まることを憂慮する2019年の年始
明けましておめでとうございます。と、まあ、型通りに挨拶をしてはみたものの、到底おめでたいとは言えないのが2019年である。昨年の漢字は「災」だったが、今年はその災いがますます広がり深まるのではないか…
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来年5月以降、天皇と政治の関係に「変化」が生じる可能性
天皇は85歳の誕生日にあたって記者会見し、「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに心から安堵しています」と、いつも通りの穏やかな口調で平和への希求を語った。それを聞きながら、さて来年5月…
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「明治維新以来、最低」と言われる国会審議の知的衰弱ぶり
10日に閉幕した秋の臨時国会について、元自民党参院幹事長の脇雅史が「明治維新以来、最低の国会だ」と言っている、その言い方が面白い(サンデー毎日12月23日号)。「政治家が自分の言葉に責任を持たなくな…
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安倍首相の“言葉遊び”を超えた詐欺師の手法はいずれバレる
「安倍晋三首相の政治手法は、ますます、その場限りを切り抜けようという刹那主義に陥っている」と、ベテラン野党議員が批判する。「言葉の言い換え、すり替え、言い逃れ、ごまかしばかりで、まともな議論はゼロ。国…
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国後・択捉返還なし 国民欺く“2島プラスアルファ”ではダメ
安倍晋三首相の北方領土返還をめざす「2島プラスアルファ」方式の新提案について、本欄は11月22日付で、それが従来から言われてきた「2島先行」方式とは別物で、これでいくと国後・択捉は日本に返ってこない…
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沖縄県の玉城デニー知事が安倍政権に抗する手段はあるか
玉城デニー知事が誕生してから初めて沖縄を訪れ、県議、記者、元選対幹部、経済人など要路の方々と集中的に懇談した。 周知のように玉城は、9月の県知事選で自公候補に約8万票という前例のない大差をつ…
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北方領土問題「2島プラスアルファ」の大きな落とし穴
安倍晋三首相はプーチン露大統領の誘いに乗って、北方領土問題を「2島プラスアルファ」方式で早期に決着させる方向にステップを切った。来夏参院選前に目に見えた外交成果をあげるにはこれしかないと思い定めての…
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野党共闘に消極的…立憲民主党の枝野戦略は奏功するのか
来夏の参院選に向けて、可能な限りの野党選挙協力を実現させて安倍政治に終止符を打ってもらいたいと願っている人は少なくないが、野党間の協議は遅々として進まない。 国民民主党の玉木雄一郎代表は、野…
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悪徳業者の草刈り場 森林を崩しメガソーラー造る本末転倒
安全でクリーンなエネルギー生活を築くには、まず原発をやめ、次に石炭・石油・天然ガスなどの化石燃料を燃やす火力発電を減らして、その分を太陽光や風力をはじめとした再生可能エネルギーに置き換えていく――と…
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自民党内にも予測の声 「安倍改憲」が早々と失速する理由
「安倍改憲は早くも失速の気配が濃厚だ」と、自民党のベテラン秘書氏が大胆に予測する。安倍晋三首相が無理にでも総裁3選を果たしたのは、尊敬するおじいさんもできなかった改憲を何としてもやり遂げたい一念からの…
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薩長史観にからめ捕られた「明治150年」安倍政権の危うさ
安倍晋三首相が23日午前に東京・憲政記念館での「明治150年記念」の政府式典に出て、その後に北京に向かい「日中平和友好条約40周年記念」の日中首脳会談に臨むというのは、歴史の皮肉な巡り合わせというほ…
