高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

災いがますます広がり深まることを憂慮する2019年の年始

公開日:

 明けましておめでとうございます。と、まあ、型通りに挨拶をしてはみたものの、到底おめでたいとは言えないのが2019年である。昨年の漢字は「災」だったが、今年はその災いがますます広がり深まるのではないか。その最大の根源は米国のトランプ政権で、この1月に発足丸2年を迎えるけれども、すでにまともな閣僚・スタッフは残らず去ってしまい、糸の切れた凧のようになって一体どこへ飛んで行ってしまうのか、もはや誰にも予測不能。このトランプ政権の行方こそが、世界の安全保障と経済安定にとって最大の“脅威”である。

 英国のブレグジットも先行き混沌で、3月にはEUとの離脱条件に関する合意を欠いたままの離脱という破滅的なハードランディングに突き進む公算大。英国と米国という2つのアングロサクソン国家がダッチロール状態に突き進んでいるのは、19世紀と20世紀の覇権国家として世界をリードしてきた両国が、いまだに自分たちがやりたい放題にしても世界は後ろに従ってくるにちがいないという幻覚にとらわれて、世界と自国の関係について落ちついて考えることができない認知障害に陥っているためである。この2つの老大国をどうやって介護して、慢性的徘徊や突発的暴力の危険を抑えられるかどうかが、新年の世界的な中心課題である。

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