高野孟
著者のコラム一覧
高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

政府発表の統計は都合よく操作されていると思った方がいい

公開日: 更新日:

 農水省が8日、2018年の農林水産物・食品の輸出額が前年比12%増で過去最高の9068億円に達したと発表した。安倍晋三首相はかねて「攻めの農政を展開して輸出を1兆円に増やす」ことをアベノミクスの柱のひとつとして掲げてきたので、その目標に近づきつつあるのは、何はともあれ、めでたいことではある。

 しかしここにも、統計の捏造ではないけれども、都合のいいように数字を操作して、安倍政権が農政に熱心で着実に成果を上げつつあるかの印象をつくり出す作為が働いている、と野党の農林系議員が指摘する。第1に、総額の伸びだけでなく中身をよく見なければならない。品目別の額で多い方から10位までを挙げると、アルコール飲料、ホタテ貝、真珠、ソース混合調味料、清涼飲料水、さば、牛肉、なまこ、菓子、たばこで、食品加工製品と水産品(真珠はここに入る!)、それに畜産品としての牛肉がほとんどで、ここまでには農産品はたばこだけ。土に生えるものとしては13位の緑茶、16位のりんごが続く。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHKも優遇なし 青山アナに「育休中の給与返せ」批判の誤解

  2. 2

    福岡知事選で“麻生アレルギー” 学会や九州財界から爪弾き

  3. 3

    丸獲得でも変わらず 巨人がOP戦で露呈“広島恐怖症”の重篤

  4. 4

    死骸で発見のジュゴンは…辺野古埋め立てで行方不明だった

  5. 5

    北方領土「第2次世界大戦の結果論」というのは暴論である

  6. 6

    東京福祉大“消えた留学生”問題を招いた安倍政権の数値目標

  7. 7

    籠池氏が久々の爆弾発言「昭恵付職員が財務省室長と面会」

  8. 8

    東京五輪で終電延長 鉄道各社が強いられる“ブラック労働”

  9. 9

    ルノーと三菱グループ急接近か 日産含む“3社統合”への思惑

  10. 10

    記者に華奢な手を差し出し…葉月里緒奈に感じた“魔性の女”

もっと見る