高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

トランプのノーベル賞や国賓のおべんちゃらが裏目に出たら

公開日: 更新日:

 参院選前に何とか外交面で成果らしきものを上げて選挙戦の“目玉”にしたいと苦心している安倍晋三首相だが、「事態は悪い方へ、悪い方へと傾いている」と自民党中堅議員が嘆く。週末に選挙区に帰っても、毎度、安倍の新しい嘘の弁解に忙しくて、後援会の幹部からも「もう少し明るい前向きの話はないのかね」と言われてしまい、二の句が継げないありさまだという。

 農村部出身のこの議員が特に懸念しているのは、4月から本格化しそうな日米貿易交渉である。というのも、米トランプ政権の通商外交もまた八方ふさがりで、メインの中国との交渉では3月1日と期限を決めていた追加関税の発動を無期延期して米中首脳会談での調整に委ねるという腰砕けに陥り、また、カナダ、メキシコとの北米自由貿易協定の改定案も議会審議の見通しが立っていない。勢い、「最も低い所にぶら下がる果実」と米シンクタンクが呼ぶ日本にターゲットを絞ってくるのではないかと推測される。

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