合法的に国家を乗っ取った 安倍独裁首相の次なる野望<1>

公開日: 更新日:

■ナチスさながら静かに進行したクーデター

 9年前の夏。土気色に染まった表情で辞任を表明した男と同じ人物とは思えないようなニヤケ面だった。

 自主憲法の制定を訴えたが、60年安保の狂騒の果てに志半ばで退任に追い込まれた岸信介元首相。そんな祖父の遺志で、自らの悲願である「改憲」に賛同する勢力が衆参で、ついに3分の2に達したのだ。安倍首相にとって07年の参院選で歴史的大敗を喫した屈辱、さらに祖父の「怨念」を晴らすには十分すぎるほどの“成果”だろう。

 安倍首相の再登板から約3年半。悪名高い大政翼賛会以来の圧倒的多数を制したプロセスは、アメとムチを駆使したメディアの懐柔策を抜きには語れない。

 まず手始めに安倍は、第1次政権時代に従軍慰安婦のドキュメントを巡って関係が悪化したNHK人事にロコツに介入した。3年前に会長職の決定権を握る経営委員に“シンパ”を送り込み、政権のイエスマン、籾井勝人会長を誕生させた。公共放送をあっさり籠絡すると、朝日新聞に狙いを定め、「安倍政権打倒が社是」と難クセ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋篠宮家の眞子さまは一時金1億5000万円では生活できない

  2. 2

    「ボス恋」上白石萌音“高視聴率ヒロイン”定着に必要なこと

  3. 3

    眞子さま婚約破談の危機 問題の400万円をなぜ誰も処理せず

  4. 4

    「トゥナイト」で人気の高尾晶子さんはボートレースの顔に

  5. 5

    首都圏“宣言”解除に暗雲 都が積極的調査で陽性掘り起こし

  6. 6

    「ボス恋」成功は上白石萌音の魅力を最大限に生かしたこと

  7. 7

    「国際大会は分散開催でしか生き残れない」運営の専門家が提唱

  8. 8

    吉本“粛清”ターゲットの大本命は加藤浩次よりキンコン西野

  9. 9

    菅田将暉に月9主演が浮上 大河と映画3本で体調は大丈夫?

  10. 10

    身内調査は笑止千万 菅長男“ハレンチ接待”裏側と今後<上>

もっと見る