メジャーリーグ通信
-
MLBが自治体の要望退けスプリングトレーニング突入の裏側
間もなく、大リーグのスプリングトレーニングが始まる。 所属球団や投手と野手の違いによって開始日は異なるものの、今月下旬には全球団がフロリダ州とアリゾナ州に分かれてスプリングトレーニングに入る…
-
アリゾナ州は数百億円の経済効果より医療崩壊回避を優先
大リーグでは、毎年2月中旬からスプリングトレーニングが始まる。 今年も大リーグ30球団の多くが2月15日から17日の間にアリゾナ州とフロリダ州でスプリングトレーニングを開始し、2月27日から…
-
大リーグ機構の共和党議員への「政治献金停止」は見せかけ
ゼネラル・エレクトリック、アマゾン、マイクロソフト、グーグル、フェイスブック、コカ・コーラ、ナイキ――。 米国を代表する多国籍企業は、連邦上下両院の共和党議員への政治献金を相次いで見合わせて…
-
大リーグ選手会が「世界最強の労働組合」である3つの理由
大リーグ選手会(MLBPA)は、日本ではしばしば「全米最強の労組」あるいは「世界最強の労組」と呼ばれる。 米国には全米自動車労働組合(UAW)や全米鉄鋼労働組合(USW)など、資本側と激しく…
-
MLB球団オーナーの本業ビジネスがオフの補強に影響及ぼす
今年11月にはダウ平均株価が史上初の3万ドル台を記録、7月まで2ケタの数値が続いた完全失業率も、11月は6・7%まで改善している。 一方、9月にアマゾン・ドット・コムが開催したオンライン就職…
-
バイデン新政権の「大企業規制」に球団経営者は戦々恐々
米国大統領選挙は得票数でも獲得選挙人の数でも現職大統領ドナルド・トランプが、民主党候補のジョー・バイデンを下回った。 慣例では開票結果が確定した場合、劣勢の側が敗北宣言を行うことで勝者が決ま…
-
“田沢ルール”に日米で温度差 なぜメジャーで話題にならず
今年のドラフト会議の大きな話題のひとつは、2008年に設けられたいわゆる「田沢ルール」の廃止と、レッズ傘下3Aルイビル・バッツを経てルートインBCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズに所属する田沢純一(3…
-
バイデン政権誕生ならいよいよ不透明感が増す「球団経営」
11月3日の米国大統領選挙の投票日まで残すところ1週間となった。 米国の各種世論調査では「バイデン優勢」が伝えられている。これらの世論調査の結果を総合した米国の政治専門ウェブサイトであるリア…
-
大統領の感染で危機…メジャーも救った「世界最高峰の医療」
「トランプ大統領、コロナで入院」 世界を駆け巡った話題ではあったものの、トランプは新型コロナ感染症の陽性判定から1週間と経たずに公務に復帰した。しかも、10月7日に公開したビデオメッセージで「…
-
コロナ禍で窮地? 球団経営者が発する悲観的情報の真偽
大リーグのレギュラーシーズンは現地時間27日に終わり、29日にアメリカン・リーグ、30日からはナショナル・リーグのプレーオフが始まる。 コミッショナーのロブ・マンフレッドが、レギュラーシーズ…
-
岸信介は米国で始球式 未完に終わった安倍首相の祖父超え
安倍晋三内閣が終わりを迎える。 通算で約8年8カ月にわたって首相を務めたことは、政策の内容や政権運営の適切さの是非を問わず、日本の憲政史上最長となる記録として長く人々の記憶にとどまることだろ…
-
変化の遅い政界と比べても消極的な大リーグの「女性進出」
米民主党は、8月17日から4日間開催された党の全国大会で、前副大統領のジョー・バイデンと上院議員のカマラ・ハリスを正副大統領候補に指名した。 2008年、民主党大統領候補だったバラク・オバマ…
-
トランプが大リーグの始球式を行う意味と過去のトラウマ
トランプ大統領が新型コロナウイルス感染症対策に関する記者会見の最中に、「8月15日にヤンキースタジアムで始球式を行う計画がある」と発言したのは7月23日のことだった。 2017年1月の大統領…
-
日割額補償で合意 サラリーキャップ制阻止は選手会の成果
大リーグの公式戦の開幕が7月23日に迫っている。3月に日程の変更が公表され、3月26日には5月下旬までの2カ月分の給与について、年俸を日割りした額を保証することで選手会側と大リーグ機構とが合意した。…
-
コミッショナーが人種差別反対運動を静観する米球界の危機
5月末の「ジョージ・フロイド事件」に始まった米国内での人種差別に対する抗議活動は、世界各地に波及しつつ、今もなお続いている。 大統領として「人種差別の一掃」や「人々の融和」を強調して事態を収…
-
米国の球団経営者たちが「トランプ再選」に期待する理由
2020年の国際政治の中で最大の関心事の一つは、米国の大統領選挙だ。 国連幹部が「史上最低の大統領」と批判しながら、根強い支持者をつなぎ留めることに成功しているのが、現職大統領で再選を狙うド…
-
年俸削減案で対立 労使“タフネゴシエーター”たちの交渉術
NBAが7月31日の再開案をまとめ、NHLが7月以降に行うプレーオフを従来通り7回戦制で実施する案を公表するなど、米国では新型コロナウイルス感染症で中止や中断していたプロスポーツが再始動に向けた動き…
-
大リーグ公式戦再開前に…経営改善へ各球団がアノ手コノ手
「7月4日前後の開幕」に向けて、大リーグが動き出した。 突然地球を襲った宇宙人と人類の死闘を描くウィル・スミスの主演映画「インデペンデンス・デイ」(1996年)を参照するまでもなく、1776年…
-
160から120へ…大リーグ機構提案のマイナー球団削減が加速
新型コロナウイルス感染症の拡大で開幕の時期が見通せないのは、大リーグだけではない。マイナーリーグも米国各地で進む経済活動の再開の状況を見ながら、開幕の可能性を模索している。 無観客であっても…
-
アリゾナ、フロリダでの公式戦実施案はTV局と政権への配慮
公式戦の開幕日を延期した大リーグの中でにわかに持ち上がったのが、「スプリング・トレーニングの開催地であるアリゾナ州とフロリダ州で公式戦を行う」という案だ。 新型コロナウイルス感染症の終息の見…