著者のコラム一覧
鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

政界と球界における ガラスの天井を破った女性の立ち位置

公開日: 更新日:

 ヒラリー・クリントンが「ガラスの天井は誰かが打ち破る」という言葉とともに米国大統領選挙での敗北を宣言したのは2016年11月のことだった。

 知名度と実績で群を抜くクリントンをもってしても大統領の座を手にできなかったことで、米国の政界には相当厚い「ガラスの天井」があると思われた。

■初の女性副大統領と29歳のGM補佐

 しかし、4年後の20年11月、民主党の大統領候補ジョー・バイデンが副大統領候補に上院議員のカマラ・ハリスを指名し、大統領選で現職大統領である共和党候補のドナルド・トランプを下した。これにより、米国史上初の女性副大統領が誕生したのだ。

 この大統領選挙から10日後の11月13日、マーリンズは新たなゼネラルマネジャー(GM)に大リーグ機構副社長のキム・アンを起用した。

 彼女は1998年に29歳でヤンキースのGM補佐となり、マーリンズの最高経営責任者であるデレク・ジーターとは旧知の仲だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状