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鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

MLBが自治体の要望退けスプリングトレーニング突入の裏側

公開日: 更新日:

 間もなく、大リーグのスプリングトレーニングが始まる。

 所属球団や投手と野手の違いによって開始日は異なるものの、今月下旬には全球団がフロリダ州とアリゾナ州に分かれてスプリングトレーニングに入ることになる。

 スプリングトレーニングの実施については1月25日にアリゾナ州内8都市の首長らが、大リーグ機構に対して開始時期の延期を要望する書簡を送付した。

 州境をまたいで選手や関係者が大挙して移動するスプリングトレーニングは、新型コロナウイルス感染症の拡大をもたらす可能性がある以上、公衆衛生の保護に責任を負う自治体としては当然の態度だった。

 一方、米国全体では急激な感染の拡大が落ち着きつつあることなどから、大リーグ機構側はフロリダ州とアリゾナ州の知事が何らかの規制を行わない限り、日程の変更を行わない姿勢を示していた。

 結果として両州では州当局による規制が導入されなかったため、スプリングトレーニングの日程は当初の予定からの変更はなかった。

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