お笑い界 偉人・奇人・変人伝
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スーパーマラドーナ 新しい相方に「一緒やんけ!」とツッコミましたが…
NSC(大阪22期生)時代も含め、卒業後、オーディションをなんとか勝ち上がり、若手の劇場の本出番を掴み取る前からずっと見てきた2人。ガンガン出て行くパワーが前面に出ている武智君と、飄々として喜怒哀楽…
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昭和の爆笑王・中田ダイマル・ラケット ラケット師匠が見せてくれたダイマル師匠の直筆台本
「ダイラケ」の愛称で「昭和の爆笑王」として漫才の枠を超えて一世を風靡された中田ダイマル・ラケット師匠。 「僕は幽霊」「家庭混線記」「地球は回る目は回る」など、数々の名作漫才を残され、「いうてみて…
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素人投稿ネタを初代Wヤングが演じるラジオ投稿がきっかけで漫才作家に
平川幸男、中田治雄両師匠の初代Wヤング。このお2人がいらっしゃらなければ今の私は存在しません。 高2の夏休みに心臓発作で倒れて学校も中退し、自宅療養を続けていた1978年。大阪出身で漫才大好…
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未知やすえ 新喜劇の“キレ芸”マドンナは不良少女役がきっかけ
グチ一つこぼさず耐えていた嫁が「われ、ええかげんせえよ! ごちゃごちゃぬかしやがって、頭スコーンと勝ち割ってストローでちゅーちゅー吸うたろか!!!」と突然に切れだす。見ているお客さんがスカッとして拍…
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もりやすバンバンビガロはNSCの「落ちこぼれ」からNGKのレギュラーに
一輪車に乗って客席から輪っかを投げてもらったり、くわえたフォークにリンゴを投げてもらったりと年齢に関係なく、誰もが見て楽しいパフォーマンスを披露してくれる「もりやすバンバンビガロ」君。特徴のある長い…
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中川家<下> 兄弟ならではの「あうんの呼吸」と自在アドリブ
中川家と同じ兄弟漫才では「昭和の爆笑王」といわれた中田ダイマル・ラケット師匠。「漫才の教科書」といわれた夢路いとし・喜味こいし師匠の2大巨頭がいらっしゃいます。どちらもセンターマイクの前で一礼をされ…
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中川家の兄・剛がパニック障害に「仕事がなくなってしまうのが怖くて言い出せなかった」
言わずと知れた「M-1グランプリ」初代チャンピオンの中川家。剛と礼二兄弟の2人は1992年にNSCに入学。しゃべりのうまさは当時から群を抜いていて、年末の「オールザッツ漫才」にも現役生としては異例の…
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アキナにはあえて二兎を追って「W制覇」を狙うようにはっぱをかけています
「M-1」には2度、「キングオブコント」にも3度決勝に進出し、漫才もコントもしっかりこなせる秋山君と山名君の二刀流コンビ・アキナ。昨年の「M-1グランプリ2020」では優勝候補に挙げられながらも、残念…
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おいでやす小田の変わらない“絶叫ツッコミ”と“メガネの奥で光る鋭い視線”
おいでやす小田君が一躍世間に知られる存在になったのは、なんといっても「M‐1グランプリ2020」の決勝大会に彗星のように現れたユニットコンビ「おいでやすこが」が予選を1位で通過し接戦の末に準優勝した…
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「劇場番長」見取り図がM-1チャンピオンになるためには…
登場シーンでは「劇場番長」と紹介され、M-1グランプリに2018年から3年連続で決勝進出している見取り図。決勝へ進むのは当たり前と思われているところに大きな喜びと共にプレッシャーを感じているのではな…
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海原やすよともこは“最旬”漫才コンビ「さすが小浜師匠のお孫さん」と評判ですが…
女性コンビの枠を超えて、いま一番おもしろい漫才コンビといえるかもしれない「やすとも」でおなじみの海原やすよともこさん。おばあちゃんが女流漫才師として一時代を築かれた「海原お浜・小浜」の小浜師匠。お父…
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原哲男さんから「本多君“てんどん”はなんで“てんどん”いうか知ってるか?」と聞かれ…
吉本新喜劇で「カバのてっちゃん」としておなじみだった原哲男さん。私が新喜劇を初めて書かせていただいた1990年に新喜劇から脱退されていますが、以降も人気時代劇「剣客商売」の藤田まことさん演じる秋山小…
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末成映薫さんは100歳まで現役のために改名したザ・大阪のおばちゃん
「ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃー」のギャグなどで関西では知らない人はいないだろうと思われるぐらい親しまれている末成さん。 2020年1月1日から芸名を「末成由美」から「末成映薫」に変…
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麒麟・田村裕の“テンパり具合”が「コント55号」に重なる
前回、麒麟の“聞く耳”を持つ柔軟性について書きましたが、麒麟の魅力はあの伝説のコンビ「コント55号」とタイプが非常に似ていると私は思っています。 「コント55号」といえば、萩本欽一さんと坂上二…
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ネタにダメ出しするも…麒麟はアドバイスを聞く耳の持ち主
舞台登場時にマイクに顔を近づけ低音ボイスの「麒麟です」がおなじみの漫才コンビ川島君と田村君の「麒麟」。在学中は一人でやっていた川島君に、「いい声をしてたな……」というぐらいしか印象が残っていませんで…
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ケンドーコバヤシの礼儀正しさ…バイクを止めわざわざ挨拶
ここ最近はお笑い界の「ご意見番」的な存在にもなってきたように感じる“ケンコバ”ことケンドーコバヤシ君。 ■中川家、陣内らそうそうたる同期 NSC大阪11期生で、同期には中川家、陣内智則…
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矢野・兵動に「なんでもええから喋って」とお節介して31年
ハンチング帽を目深にかぶりメガネを光らせながら、緻密な計算のもと、一切の無駄を省いたしゃべりで笑いをつくる“職人”兵動大樹と、明るくおおらかで、ツッコミとも相づちとも取れないようなフリーハンドな立ち…
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オール阪神・巨人の凄さを実感…長尺漫才でもカンペなし
今回はつくり込んだ“長尺漫才”の話を……。1992年にNHKの衛星放送から「うめだ花月シアターで長尺のマラソン漫才をやりませんか?」というオファーがありました。時間枠は漫才を収録してから決めるという…
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オール阪神・巨人 出番が遅れ…新喜劇超える50分の大熱演
コンビ結成46年目を迎えられた阪神・巨人さん。私は8年目からそのほとんどのテレビ用台本を書かせていただいています。もう20年以上も前のことですが、劇場で遭遇したお2人の「神対応」を思い出しました。 …
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Mr.ボールド 一輪車使って老若男女、外国人まで爆笑させる
1990年代から2000代年にかけて、一輪車を使ったボードビルショーで「爆笑王」「舞台王」と呼ばれたMr.ボールドさん。関西の方なら一度はテレビで見たことがあるくらいの有名人で、全国放送では「笑って…