上皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」
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                         「脳卒中・循環器病対策基本法」では生活習慣の改善を重視昨年12月1日、「脳卒中・循環器病対策基本法」(健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法)が施行されました。これを受け、厚労省は先ごろ「第1期循環器病対策推… 
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                         冬は血圧が下がりすぎて病院で倒れる高齢者が増える寒い季節になると、病院で急増するトラブルがあります。午前11時くらいから午後1時ごろまでの間に、院内で突然倒れる高齢者が1週間に2~3人のペースで続出するのです。患者さんに緊急事態が起こったとき、ほ… 
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                         睡眠障害からくる不整脈は原因から対処してくれる施設を選ぶ女性に多く見られる心臓疾患として、前回は「大動脈弁狭窄症」を取り上げました。これは、「退行変性」と呼ばれる加齢に伴って生じる変化の影響で引き起こされるケースが多い疾患といえます。 女性に多い… 
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                         女性に多い大動脈弁狭窄症の治療法は選択肢がいくつもある以前にもお話ししましたが、心臓疾患には女性に多く見られる病気があります。女性の病気といえば、特有の体の構造から、乳がん、子宮がん、卵巣がんなどが代表的です。そうした病気に対しては、婦人科や乳腺科とい… 
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                         若い世代に増加中の「梅毒」は心臓にも深刻な状態を招くここ数年、日本では性感染症の「梅毒」が増えています。1990年代以降は患者数が年間1000人を下回っていましたが、2010年ごろから増え始め、17年には44年ぶりに感染者が5000人を突破。18年は… 
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                         感染性心内膜炎の増加に含まれる見直すべき「キーワード」薬物乱用に関連した「感染性心内膜炎」の発症が増えている――。米国クリーブランドクリニック循環器内科の医師による研究報告には、現代人と現代社会が抱えている問題点がいくつも含まれています。 感染… 
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                         米国での「感染性心内膜炎」の増加は現代社会への警鐘米国で薬物乱用に関連した「感染性心内膜炎」の発症が急増しているという報告がありました。 米クリーブランドクリニック循環器内科の研究によると、米国における感染性心内膜炎の発症は、2002年が1… 
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                         「貧血」の裏に深刻な心臓疾患が隠れているケースがある「貧血」というと、疲れ、だるさ、立ちくらみといった症状が表れる程度で大したことはないと軽視されがちですが、甘く見てはいけません。心臓疾患と大きな関係があり、最悪の場合は死に至る危険もあるのです。 … 
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                         研究は進むが…AIを使った診断と治療にはまだ課題が残るAI(人工知能)を使った心臓疾患に対する診断の研究が急速に進んでいる現状について前回お話ししました。ただ、現場で本格的に運用するためにはクリアしなければならない課題があるのも事実です。 まず… 
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                         AIを使った心臓分野の診断が実現する日はそう遠くはない心臓疾患の分野でもAI(人工知能)を使った診断の研究が急速に進んでいます。 理化学研究所と昭和大学などの共同研究チームは、胎児の先天性心疾患を出生前に見つける「胎児心臓超音波スクリーニングシ… 
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                         iPS細胞による再生医療が広まるには議論を深める必要がある重症心不全に対する治療の臨床試験がスタートするiPS細胞について、前回お話ししました。iPS細胞から分化させた心筋細胞をシート状に加工して、重症心不全の患者さんの心臓に貼り付ける治療です。 … 
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                         iPS細胞を使った重症心不全治療の臨床試験に期待しているiPS細胞による心臓治療の臨床試験がいよいよ始まろうとしています。大阪大の研究グループが治験実施を申請したのは、iPS細胞から分化させた心筋細胞をシート状に加工して、重症心不全の患者さんの心臓に貼り… 
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                         患者が口にする「今さら薬を飲んでも遅すぎる」は勘違い前回も少しだけ触れましたが、今の製薬会社にとって最大のターゲットになっているのが「心不全」です。高齢化が進んで今後さらに患者が増えるのは間違いないため、心不全に有効な薬は大きな需要が見込めます。しか… 
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                         糖尿病の薬が心不全の治療にも使われるかもしれない糖尿病治療薬として開発された「SGLT2阻害薬」が心不全の治療薬として有効なのではないかという期待が高まっています。 SGLT2阻害薬は、腎臓の近位尿細管で糖を再吸収する役割を担っているSG… 
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                         中国の患者は日本ではありえない量の薬を処方されていた8月中旬に訪れたベトナムであらためて実感した日本の医療水準の高さは、ほかのアジアの国々を訪問した際も感じさせられました。 日本では国民皆保険制度によって全国どこでも一定水準以上の医療が提供さ… 
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                         ベトナムであらためて感じた日本の医療と制度の素晴らしさ8月中旬に訪れたベトナムで、日本の医療の素晴らしさをあらためて感じさせられました。 日本では昭和36年から国民皆保険制度が始まり、そろそろ60年になります。その間、1県1医大といわれるような… 
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                         元祖「神の手」先輩医師との出会いが新たな挑戦へ駆り立てた前回、今年から「MICS(ミックス)」と呼ばれる小切開手術に取り組んでいるというお話をしました。これまでは手掛けていなかったのですが、希望する患者さんが増えていることや、多くのデータが蓄積されて正当… 
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                         自分にとっての新たな挑戦「ミックス」に取り組んでいる冠動脈が本来の場所とは違うところから出ている「冠動脈起始異常」では、血管を正しい位置に付け替える手術が将来的に最も問題が起こりにくい方法です。難易度が高い手術なのですが、私がいちばんやりがいを感じて… 
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                         長期にわたる冠動脈起始異常の研究は突然死の防止に役立つ若い世代の突然死には「冠動脈起始異常」が関係しているケースが少なくない――。前回のお話を続けます。冠動脈が本来の場所とは違うところから出ている先天性奇形で、血流が急に途絶して再灌流障害を起こし、致死… 
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                         「冠動脈起始異常」は若い世代の突然死の大きな原因になる去る7月、米メジャーリーグ、エンゼルスのタイラー・スカッグス投手が27歳の若さで急逝しました。後日に発表された情報によると、医療用麻薬とアルコールを摂取した後の嘔吐による窒息死とのことでした。 … 

 
                             
                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                     
                     
                     
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
         
         
         
         
         
         
        