鎌田實「頑張らない健康生活」
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(32)ブルース・リーの言葉に健康でいるためのヒントが
「Be water my friend(水のようになれ)」 世界中にカンフーブームを巻き起こしたブルース・リーの言葉だ。 彼はアクションだけでなく、言葉でも多くの人々を魅了した。ワシン…
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(31)おしゃれは免疫機能を改善する
50年間、内科医をしてきた経験から、長生きをする人には、いくつかの特徴がある。そのひとつはギリギリまで仕事を引退しないことだ。 趣味でもボランティアでも何でも構わないから自分ができることや、…
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(30)チェルノブイリやイラクの子供たちを支援する理由
僕は信州の田舎で、住民の命を支える活動を夢中にやってきた。諏訪中央病院は当時、小さな病院で、医者が居つかずに困っていた。かく言う僕も最初は1年で東京に帰るつもりだった。赴任したてのころ、近所の人に注…
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(29)できること、やりたいことを続けるのが長寿につながる
僕の住む長野県が平均寿命日本一になったとき、寿命に影響を与えているものは何かという研究が行われた。 もともと脳卒中の死亡率の高かった場所だ。地域の人たちと一緒になって取り組み、実を結んだ減塩…
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(28)夢や希望をもつと免疫力が上がる
僕が育った家は貧しかった。 母親のふみは重い心臓病で、父親の岩次郎はその入院費を稼ぐために夜中まで働いた。高校を卒業して大学の医学部を受験するといっても、私立に比べたらカネのかからない国立大…
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(27)肝臓に優しい酒の飲み方 つまみはアサリ、シジミ、カキ、タコで…
僕は基本的に、おいしいものを食べた人の勝ち、面白いことをした人の勝ちという健康指導をしている。 50年間、我慢させる食事やダイエットは一度もしていない。それでも僕の健康づくりはみな、成功して…
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(26)空腹を利用して老化を防ぐ「オートファジー」とは
僕は毎日、朝食を午前7時半ごろに取る。そして3食目の夕食は午後5時半ごろ。それ以降は翌日の朝食まで、いっさい食べ物を口にしない。一日の中で食べない時間をつくる。体を「軽い飢餓状態」にすることによって…
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(25)老化を促進する「コゲ」と「サビ」にブレーキをかける
知り合いの編集者の母親はいま、86歳。神奈川でひとり暮らしをしている。 夫を50代半ばで亡くし、それ以降は会計事務所で働きながら、子供2人を大学まで行かせた。自宅から最寄り駅まで自転車で5分…
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(24)認知症リスクを遠ざける5つのポイント
認知症のリスクを減らすにはどうしたらよいのか。今回は5つの習慣を紹介したい。 【その1】野菜と運動で慢性炎症を防ぐ 万病のもとといわれる慢性炎症は一過性で治まるはずの炎症が、長期間にわ…
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(23)人間100年時代の副産物ともいえる「認知症」4種類の症状と原因
フリーアナウンサーの梶原しげるさん(75)は、自分がアルツハイマー型認知症であることを公表している。 僕がMCをしているラジオ番組「日曜はがんばらない」(文化放送・毎週日曜朝6時20分~)に…
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(22)認知症のほとんどは生活習慣病のひとつ
僕がかつて認知症の治療をしていたおばあさんの話だ。 彼女はアルツハイマー型の認知症だった。昔のことはよく覚えているのに、新しい出来事を覚えられないという短期記憶障害が次第に重くなり、そのうち…
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(21)テストステロンの増やし方…元気がないから注射とは考えないこと
元気のもととして一時期、テストステロン注射が話題になった。 注射という手もあるにはあるけれども、やるのであれば本当にテストステロンの分泌が少ないということを確認してからの方が良い。肝障害、脱…
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(20)45歳過ぎからの更年期障害は「ミッドライフクライシス」
僕は48歳のとき、パニック障害になった。 頻脈発作に襲われたり、冷や汗が出たり、震えが出たり……。一日の睡眠時間は4時間半ほど。親の援助なしに医者になったときも、医者になってからも少し、がん…
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(19)朝タン、朝ベジ、朝トレのススメ
栄養も運動も「いつ」がカギだと前回書いた。何を食べたらいいか、どんな運動をするのがいいのかということに「時間」の要素を加えると、栄養や運動がより血となり肉となる。我々の体に備わっている体内時計のリズ…
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(18)食事と運動に「いつ」という視点を加えると健康がグンと近づく
僕が本気で健康に気を付けるようになったのは体重が増え、少し歩いただけで息切れするなど体力の衰えを痛感したからだ。一時は糖尿病の一歩手前までいったこともあった。 それが77歳のいま、体重は元に…
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(17)ここぞのタイミングを逃さない
以前、講演で関西に行ったときのことだ。 弁護士で作家、大阪市の助役をしていた経験もある大平光代さんから夕食に招待された。彼女の自宅が講演の場所に近かったということもある。 大平さんは…
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(16)86歳で食と運動に目覚めた大村崑は、93歳のいま見事なスクワットをやる
「崑ちゃん」ことオロナミンCのCMなどで有名な俳優の大村崑。彼はいま、93歳だけれども、元気で舞台に出るし、好きな相撲を砂かぶりで観戦したりもしている。 崑ちゃんはもともと虚弱体質だった。若く…
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(15)タンパク質と運動が全身に有効な物質を分泌する
僕は今年70日間、スキーを滑った。年々、体調が良くなり、10年前より健康になっているという実感がある。 食生活だけでなく、運動習慣のおかげだ。運動によって筋肉を動かすことで、マイオカインとい…
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(14)運動が全身に好影響を与える理由
まずは写真をごらんいただきたい。 僕はいま、75キロのバーベルを担いでワイドスクワットができる。ワイドスクワットとは両足を肩幅より10センチ程度、外側に広げ、ゆっくりと、お尻を上げ下げする運…
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(13)糖尿病の一歩手前だった僕はこうして健康を手に入れた
50年前に長野の茅野市で健康づくり運動を始めた。やるからには自分自身が健康でいなくてはならない、自分がひとつのモデルにならなければいけない。そう思った。 一貫して朝ご飯はしっかり食べてきた。…
