鎌田實「頑張らない健康生活」
-

(41)いい音楽はストレスを軽減してくれる
親しくしているモダンジャズの坂田明を以前、チェルノブイリに連れて行ったことがある。 現地にはこれまで100回を超える医師団を派遣、17億円もの医療機器、医薬品を送ってきたが、音楽も届けたかっ…
-

(40)僕らの遺伝子には動きたい、遊びたいという欲求が刷り込まれている
人類は「ホモ・サピエンス」といわれる。人間は賢い生き物という意味のラテン語だ。オランダの歴史家、文化人類学者のヨハン・ホイジンガは「ホモ・ルーデンス」(人間は遊ぶ生き物)といい、「ホモ・モビリタス」…
-

(39)他人に親切にすることは幸せになる イスラム教の教えは医学的根拠がある
難民キャンプに診療所をつくるため、イラクに行ったときの話だ。難民キャンプから街に戻ると、コーヒーが飲みたくなった。 僕はコーヒーが好きだ。街中で道行く人に「どこか、いいカフェはありませんか?…
-

(38)幸せホルモンが心と体を元気にしたカサブランカの夜
僕はアフリカを何度か訪れたことがある。 そのときはスペインのバルセロナから、狭いジブラルタル海峡を船ですり抜けてモロッコのカサブランカに入った。そこから世界遺産のあるマラケシュやフェズを回り…
-

(37)「がんばる神経」と「リラックス神経」のバランスを取る大切さ
生き方上手な人は「がんばる神経」の交感神経をほどよく緊張させながら、ときおり「リラックス神経」の副交感神経を刺激してバランスを取っている。 俳優の倍賞千恵子さんはそんな生き方上手な人の典型だ…
-

(36)頑張る神経の「交感神経」を緊張させ続けていると脳梗塞やがんになりやすい
「人間は負けるようにできていない。叩き潰されても負けていない」 僕が最も好きな作家のヘミングウェーが、著書「老人と海」の中で老漁師に語らせるセリフだ。言い換えれば、負けないと思っている人間は、…
-

(35)ヘミングウェーも常連だった世界最古のレストランで「幸せホルモン」がタップリ分泌された理由
60歳くらいのときの話だ。僕は南アフリカからアフリカ大陸を縦断した。人類の祖先は30万~20万年前にアフリカで誕生、10万年前くらいからアフリカを出て、世界中に拡散したといわれる。人類の祖先がアフリ…
-

(34)人との絆を深めるホルモンは自分も幸せにする
僕が父・岩次郎と母・ふみの実の子供ではないと知ったのは40歳過ぎだった。 岩次郎はそれを僕に内緒にしておくことが、僕にとって幸せだと考えたからこそそうしたのだし、秘密を知ってしまった僕も秘密…
-

(33)相手の立場になって行動すると絆を深めるホルモンが分泌される
僕は1歳8カ月くらいのときに、育ての父である父・岩次郎と母・ふみの元に引き取られた。 物心ついたころから、父親とは顔立ちが違うなあとか、性格も全然違うなとは漠然と思っていた。 僕が大…
-

(32)ブルース・リーの言葉に健康でいるためのヒントが
「Be water my friend(水のようになれ)」 世界中にカンフーブームを巻き起こしたブルース・リーの言葉だ。 彼はアクションだけでなく、言葉でも多くの人々を魅了した。ワシン…
-

(31)おしゃれは免疫機能を改善する
50年間、内科医をしてきた経験から、長生きをする人には、いくつかの特徴がある。そのひとつはギリギリまで仕事を引退しないことだ。 趣味でもボランティアでも何でも構わないから自分ができることや、…
-

(30)チェルノブイリやイラクの子供たちを支援する理由
僕は信州の田舎で、住民の命を支える活動を夢中にやってきた。諏訪中央病院は当時、小さな病院で、医者が居つかずに困っていた。かく言う僕も最初は1年で東京に帰るつもりだった。赴任したてのころ、近所の人に注…
-

(29)できること、やりたいことを続けるのが長寿につながる
僕の住む長野県が平均寿命日本一になったとき、寿命に影響を与えているものは何かという研究が行われた。 もともと脳卒中の死亡率の高かった場所だ。地域の人たちと一緒になって取り組み、実を結んだ減塩…
-

(28)夢や希望をもつと免疫力が上がる
僕が育った家は貧しかった。 母親のふみは重い心臓病で、父親の岩次郎はその入院費を稼ぐために夜中まで働いた。高校を卒業して大学の医学部を受験するといっても、私立に比べたらカネのかからない国立大…
-

(27)肝臓に優しい酒の飲み方 つまみはアサリ、シジミ、カキ、タコで…
僕は基本的に、おいしいものを食べた人の勝ち、面白いことをした人の勝ちという健康指導をしている。 50年間、我慢させる食事やダイエットは一度もしていない。それでも僕の健康づくりはみな、成功して…
-

(26)空腹を利用して老化を防ぐ「オートファジー」とは
僕は毎日、朝食を午前7時半ごろに取る。そして3食目の夕食は午後5時半ごろ。それ以降は翌日の朝食まで、いっさい食べ物を口にしない。一日の中で食べない時間をつくる。体を「軽い飢餓状態」にすることによって…
-

(25)老化を促進する「コゲ」と「サビ」にブレーキをかける
知り合いの編集者の母親はいま、86歳。神奈川でひとり暮らしをしている。 夫を50代半ばで亡くし、それ以降は会計事務所で働きながら、子供2人を大学まで行かせた。自宅から最寄り駅まで自転車で5分…
-

(24)認知症リスクを遠ざける5つのポイント
認知症のリスクを減らすにはどうしたらよいのか。今回は5つの習慣を紹介したい。 【その1】野菜と運動で慢性炎症を防ぐ 万病のもとといわれる慢性炎症は一過性で治まるはずの炎症が、長期間にわ…
-

(23)人間100年時代の副産物ともいえる「認知症」4種類の症状と原因
フリーアナウンサーの梶原しげるさん(75)は、自分がアルツハイマー型認知症であることを公表している。 僕がMCをしているラジオ番組「日曜はがんばらない」(文化放送・毎週日曜朝6時20分~)に…
-

(22)認知症のほとんどは生活習慣病のひとつ
僕がかつて認知症の治療をしていたおばあさんの話だ。 彼女はアルツハイマー型の認知症だった。昔のことはよく覚えているのに、新しい出来事を覚えられないという短期記憶障害が次第に重くなり、そのうち…
