モザンビークで数十年に一度の大洪水も首都の北地区は「死者ゼロ」…その決め手とは?
今年1月、アフリカ南東部モザンビークを数十年に一度の大規模洪水が襲った。国全体では多くの被害が出たが、首都マプトの北にあるマラクエネ地区では、死者を一人も出さなかった。韓国の支援で導入されたドローンが果たした役割が大きかった。
同地区ではインコマティ川が氾濫。住宅や農地、道路が水没し、救助隊が地上から近づくのが難しい場所もあった。ドローンによって上空から孤立した住民を発見し、浸水した道路を地図化。カメラ映像をリアルタイムで救助隊に送り、さらにLiDAR(レーザー光を使って地形などを測定する技術)を利用して浸水状況を把握し、救助車両が進めるルートの判断にも役立てた。
こうした活動を行ったのは、アフリカ開発銀行と韓国、モザンビーク政府による「ドローンを活用した災害管理プロジェクト」の訓練生たち。昨年4月から気象、道路、水資源、災害対応などに関わる政府職員30人が、ドローンの操縦や災害情報の収集方法の訓練を受けていた。
当初は今年3月から予定されていた実践投入を前に大洪水が発生。政府の要請を受け、訓練途中の職員らが現場に派遣されたのだ。
このプロジェクトは先日、「死者ゼロ」の実績とともにアフリカ開発銀行の公式サイトで動画が紹介され、注目を集めている。写真はそのひとコマだ。


















