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中川淳一郎編集者・PRプランナー

1973年生まれの編集者・PRプランナー。多数のウェブメディアの記事にかかわる。日刊ゲンダイ「週末オススメ本ミシュラン」担当。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』『ネットのバカ』『それってホントに「勝ち組」ですか?』など。

ドラマ『ラストノート』では19歳差…「姉さん女房」カップルはなぜうまくいく? 2組との会話で感じた女性の共通項

公開日: 更新日:

年上女性の気配り・人生経験の豊富さ・若い男をいなす包容力にメロメロ

 そんな状況だから吉田さんはみっちゃんのことを「ハンドルキーパー」と呼ぶ。つまり、自分は酒を飲むが、みっちゃんが運転をしてくれる、という意味である。なんとも甘えた考えではあるものの、みっちゃんも若い男が楽しそうに酒を飲んでいる様子を喜んでいるようである。

 ただ、甘やかしすぎたツケは来る。みっちゃんは先日骨折をしてしまった。70代ともなると骨が弱くなり、ちょっとした転倒でも骨折する。かくして、吉田さんにとってのハンドルキーパーがいなくなった。

 酒を飲みたい、でもタクシー代は高い。はて、私はどうするべきか? 吉田さんはそんなようなことを私に聞いてきたのだで、さすがに「みっちゃんに甘えすぎですよ! 酒を飲まず、自分で車を運転するか、3000円ぐらい払ってタクシーに乗ってください!」とビシッと伝えた。

 みっちゃんが退院すると、2人が居酒屋で祝杯をあげている姿を見かけると、実に幸せそうだった。吉田さんは「みっちゃんにはもう骨折しないようお願いしました。何せ私も酒を飲めませんからねガハハハ」とやっぱり甘えたままだった。みっちゃんも、やっぱり「はいはい」といった感じで快気祝いを楽しみ、2人での時間を楽しんでいるようだった。

 では、47歳男性と62歳女性のカップルはどうか。男性は田中さん、女性は美奈さんとしよう。デートの時の飲食代は田中さんが支払うが、美奈さんはご馳走になるだけでなく、田中さんが好きな各種珍味の瓶詰などを毎回プレゼントしている。

「その気配りがさすが年上女性、という感じがして僕は美奈さんが大好きです」と田中さんは語る。「姉さん女房」のカップルがうまくいく一番の要因は、この言葉に凝縮されているように思う。吉田さんも田中さんも、年上女性の気配り・人生経験の豊富さ・若い男をいなす包容力といったものにメロメロなのである。

 さらに、田中さんと美奈さんについては、性的な関係においても非常に満足しているそうだ。男性は活力があってナンボで、女性は女性で夜の営みを楽しむだけのテクニックを持ち合わせていることが、明るい性関係においては重要だ。40代の田中さんと60代の美奈さんはそれぞれ備えており、非常に満足した時間を過ごしているのだという。

「男は何歳になっても子供を作れるから女は若い方がいい」などと言うが、「姉さん女房」のカップルがもっともっと増えてもいいのではないか。この2組のカップルを見てつくづく思った。

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