10代の重大事件が相次ぐ神奈川・相模原市…現場から見えてくる「街の骨格」
今回、実際に女子高校生の遺体が見つかったのは河川敷で、男子高校生が暴行を受けたとされる現場も農道だった。このことは相模原市の河川敷や農道に特殊な問題があることを示すものではないが、2つの事件現場が、いずれも人通りの多い駅前や繁華街とは異なる場所だったことは気になるところだ。
■車やバイクで動きやすい「広い街」
もう一つの特徴が、移動手段である。相模原市は市域が広く、道路網も発達している。特に国道16号は市内を南北方向に貫く幹線道路で、周辺には物流施設や工場なども集まる。駅を中心に人が集まるコンパクトな都市とは違い、車やバイクで一定の距離を移動することが比較的容易な都市構造になっている。
これも犯罪の原因だと断定することはできない。むしろ、車やバイクを利用しやすいことは、住民にとって大きなメリットだが、10代の若者同士のトラブルという視点から見ると、駅前だけで人間関係が完結する街とは違った側面があるともいえるだろう。相模原市に隣接する東京都八王子市で生まれ育ち、現在は相模原市内の運送業者で働く40代の男性Yさんはこう語る。


















