10代の重大事件が相次ぐ神奈川・相模原市…現場から見えてくる「街の骨格」
■「大都市」なのに、都市だけではない
相模原市は人口約71万人で、全国に20ある政令指定都市の1つ。小田急の小田原線と江ノ島線が乗り入れる相模大野駅、リニア開通が待たれる橋本駅、市の行政の中心部となる相模原駅など、主要駅の周辺には大規模な市街地が形成されているが、いわゆる大都市をイメージして相模原を訪れると、その風景はかなり違って見える。
相模原市は面積が約329平方キロメートルと神奈川では横浜市に次ぐ県内2番目の広さを誇り、西側は山梨県と接している。市域が非常に広いため、駅を少し離れると住宅地の間に農地が入り込み、河川敷や農道なども存在する。
もちろん、農道や河川敷があることを犯罪の発生と結びつけることはできない。こうした場所は都市部にも珍しくなく、住民にとっては散歩やレジャー、農業などに利用される日常的な空間でもある。
ただ、駅前や繁華街のように常に人の往来がある場所と比べれば、時間帯によって人の姿がほとんどなくなる場所が市内に広く存在することは事実だ。何らかのトラブルが発生した際に周囲の目が届きにくいという意味では、東京や大阪、名古屋など大都市の中心部とは異なる環境にある。


















