企業深層研究
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カルチュア・コンビニエンス・クラブ(下)SMBCと資本提携 TポイントとVポイント統合の狙い
三井住友フィナンシャルグループ(SMBC)と三井住友カード、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)、CCCMKホールディングス(HD)の4社は1月、資本・業務提携した。 SMBCのVポ…
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カルチュア・コンビニエンス・クラブ(上)創業者は会長に…24年ぶりの社長交代
DVDレンタルビデオショップ「TSUTAYA(ツタヤ)」や「Tポイント」の運営で知られるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、非上場)は4月1日、創業者で社長の増田宗昭(72)が会長に就き、後…
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松屋(下)「銀座コア」ビルの一部を売却 不動産事業に活路を見いだせるか
大手百貨店は軒並み、“脱百貨店”に軸足を移す。 松坂屋銀座店は関東大震災の翌年、1924(大正13)年に銀座初の百貨店として開業した。 2017年、旧松坂屋銀座店の跡地にできた「GI…
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松屋(上)創業家出身の新社長が復活を担う 大手百貨店では最年少の社長誕生
老舗百貨店の松屋(銀座、東証プライム上場)は3月1日付で社長が交代した。代表取締役専務執行役員の古屋毅彦(49)が社長に昇格。2007年から社長を務めた秋田正紀(64)は取締役会長兼取締役会議長に就…
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ミンカブ・ジ・インフォノイド(下)SBIHDの北尾社長と呉越同舟
ミンカブは2006年7月、瓜生憲社長兼CEO(経営最高責任者、48)がマスチューンを設立したことに始まる。瓜生は米ボストン大学卒業後、NTTドコモを経て金融界に転身。証券アナリストとしてゴールドマン…
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ミンカブ・ジ・インフォノイド(上)ライブドアにホリエモン(堀江貴文)が帰ってきた
資産形成情報メディア「MINKABU(ミンカブ)」などを運営するミンカブ・ジ・インフォノイド(東証グロース上場、以下ミンカブ)の完全子会社、ライブドアのエグゼクティブ・アドバイザーに堀江貴文が就任し…
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ロッテリア(下)ロッテHD玉塚元一社長は「プロ経営者」として正念場
ロッテホールディングス(HD)社長の玉塚元一は、事業を見直す過程でハンバーガー店「ロッテリア」をゼンショーHDに売却したと説明した。「ロッテHDが新たな成長を目指していくベストの選択と考えている」と…
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ロッテリア(上)牛丼店「すき家」のゼンショーHDが買収
ロッテホールディングス(HD、玉塚元一社長)はハンバーガーチェーン「ロッテリア」を運営する子会社を外食大手ゼンショーHDに4月1日付で売却した。売却額は非公表。 ロッテリアは1972年、東京…
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ソニーグループ(下)十時裕樹新社長が「成長」にこだわる深い理由
4月1日、ソニーグループ(ソニーG)に新社長が誕生した。十時裕樹氏、58歳。前任の吉田憲一郎氏(現会長)からは5歳の若返りとなる。 十時氏は1987年に早稲田大学商学部を卒業しソニー(202…
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ソニーグループ(上)売上高が10兆円を突破! 高収益を実現させた2人のトップ
3月に発表された全国の公示地価。上昇率がもっとも高かったのは新球場ができたばかりの北広島市を筆頭に北海道各地だったが、それに続いたのが熊本県菊陽町だった。中でも菊陽町津久礼の住宅地は20.8%増と極…
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幸楽苑HDを台風とコロナ禍が直撃…幻に終わった「いきなり!ステーキ」への業務転換
博多豚骨ラーメン「一風堂」を展開する力の源ホールディングスが大幅増益になるのに対し、東北・関東を地盤とするラーメン店「幸楽苑」を運営する幸楽苑ホールディングス(東証プライム上場)は営業赤字が続く。 …
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力の源HD(一風堂)はクールジャパン機構の後押しでヨーロッパへ進出
力の源ホールディングス(HD、東証プライム上場)の創業者で、今月1日に社長から会長になった河原成美(70)はドン底から這い上がった人物だ。講演会などで半生を赤裸々に語っている。 1952年1…
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難局続くイトーヨーカ堂は創業者が死去…「祖業」からの撤退決断との大リストラ成否
セブン&アイ・ホールディングス(HD)名誉会長の伊藤雅俊氏が今月10日に亡くなった。98歳だった。戦後日本の流通業を牽引したひとりだけに、スーパー関係者は「ぽっかりと穴があいた感じ……」と話す。 …
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東洋水産(下)創業者は「企業は公器なり」を実践…自分の退職金を「高すぎる」と減額
創業者は(故)森和夫である。森をモデルに高杉良は「燃ゆるとき」(実業之日本社、1990年刊、のちに新潮文庫など)を書いた。 森は高杉の取材の要請を「私のことなんか」と2年間も断り続けた。高杉…
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東洋水産(上)メキシコでは「マルちゃん」がカップラーメンの代名詞
東洋水産の即席麺は日本では「赤いきつね」(うどん)や「緑のたぬき」(天ぷらそば)、袋麺の「正麺」でおなじみだが、メキシコでは「マルちゃん」がカップラーメンの代名詞になっている。カップラーメン市場で約…
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ヒューリック(下)財閥系不動産3社を追いながらも「銀座」にこだわる理由
ヒューリックの前身は旧富士銀行(現・みずほ銀行)の銀行店舗のビルの管理会社、日本橋興業だ。都市銀行は駅直結か駅近くの好立地に銀行の店舗の入ったビルを持っていた。日本橋興業もそれなりの収益を上げてきた…
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ヒューリック(上)37物件を持つ「銀座の大家さん」に業界初の女性執行役員が誕生
「大家さん」と呼ばれる不動産会社が存在する。東京の「丸の内の大家」は三菱地所。日本橋は三井不動産、渋谷が東急不動産。「銀座の大家」がヒューリックだ。 ヒューリックは銀座エリアを戦略上の重要拠点…
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ヤクルト(下)「ヤクルト1000」で黄金時代を迎える 増産投資額は350億円
仏食品大手ダノンは2020年10月6日、保有するヤクルト本社の全株式6.61%を売却した。売却額は600億円規模。ダノンは約20年にわたったヤクルトとの資本関係を解消した。 ■ダノンとの提携は…
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ヤクルト(上)株価1万円の大台まであとひと息 中国での値上げを好感
ヤクルト本社(東証プライム)の株価が1月26日の株式市場で一時、前日比190円(2%)高の9500円まで上昇し、およそ5年ぶりの高値をつけた。1万円の大台まで、あと一息だ。 主要市場の中国で…
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BYD(下)「中国製EV」アレルギーをどう払拭? 日本の金型メーカーを買収し品質向上
1月末に満を持して日本に進出した中国のEV(電気自動車)メーカー、BYD。 EVの性能を測る一番わかりやすい指標は航続距離だが、BYDの「ATTO3(アットスリー)」は485キロ。現在日本で…