三菱自動車(下)PBRは“赤点”…ASEANの需要低迷で業績不振に

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 三菱自動車は現在、中期経営計画「チャレンジ2025」を進行中で、その2年目にあたる。数値目標は2025年度に販売台数110万台、1台当たり売上高250万円、営業利益2200億円、営業利益率7%を目指すというものだ。

 また、グローバル市場を「アセアン・オセアニア」「中南米、中東・アフリカ」「日本、北米、欧州、中国」の3つに分類し、各地域の役割を明確化したうえで収益基盤の強化を図っていく。具体的には、アセアン・オセアニアについては、成長ドライバー地域と位置づけ、事業中核地として経営資源を集中して、台数、シェア、収益のすべてにおいて拡大を目指す。

 中南米、中東・アフリカはレバレッジ地域とし、アセアン向け商品を最大限活用して事業展開を進めて第2の柱に育てる。

 日本、北米、欧州、中国については、先進技術推進地域として、アライアンス・協業パートナーを活用して先進技術化を推進していく。

 しかし、中国については、販売不振から中国メーカーとの合弁を解消し、ガソリン車の生産をやめて完全に撤退した。現在の日系メーカーの中国での苦戦ぶりを考えると、早めに撤退して正解だったといっていいだろう。

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