「ヒトとAI」岡野原大輔著│AI前提時代における人間と社会の再設計
「ヒトとAI」岡野原大輔著
AIの登場によって、これまで人の頭のなかでしか行われてこなかった知的作業が、道具として外注化されつつある。AIは便利なツールの枠を超え、判断や選択の過程に入り込み、人間の行為の前提そのものを書き換えつつある。
人間は、火の使用や産業革命、半導体、インターネットなど、これまでも「後戻りできない変化」を経験してきた。しかし、AIがもたらしている変化は質的に異なる。判断や意思決定が外在化され、その結果に対する責任の引き受け方そのものが揺らぎ始めているのだ。
AIが経済活動や教育、研究などの社会的な営みを担うようになったとき、社会はどのような再設計を迫られるのか。どのように人間がAIと共に生き、新しい社会を築いていくのかを考察し、AIが前提となる時代の見取り図を示すテキスト。 (岩波書店 1034円)


















