日銀の利上げはまだ続く…借入金の削減は急ぐべき
今年、米国で急速に流行している言葉の一つに「アフォーダビリティークライシス(Affordability Crisis)」がある。
アフォーダビリティーとは、「商品やサービスを無理なく買えること」や「適正な価格で生活が成り立つこと」を指す。すなわち米国では、家賃や不動産価格、エネルギーや食料品などの相次ぐ値上がりによって、人々の「無理のない暮らし」そのものが脅かされ、危機的な状況に直面しているのだ。
翻って、日本の現状はどうだろうか。厚生労働省が公表した国民生活基礎調査によると、「生活が苦しい」と回答した世帯は、全体の約55%に達している(令和7年)。この数値を見ても、日本も既にアフォーダビリティークライシスと呼ばれる状況に突入しているのではないか。
しかも、日本におけるインフレの進行は今後も拡大していくと考えられる。なぜならば、日本は先進国の中でもエネルギーや食料の多くを海外からの輸入に依存しており、海外での物価高騰に円安が加わるといった二重苦となっている。ガソリンなどのエネルギー価格に対しては現在、政府からの補助金投入で高騰を抑えているが、これもいつかは途絶えるだろう。更に、日本の国力低下や諸外国との金利差を勘案すると、円安が今後も進む可能性がある。


















