長嶋茂雄さんが鼻息荒げた1995年宮崎秋季キャンプは吐くほどキツかった
そのおかげで、100キロ近くあった体重が95キロまで落ちた。長嶋監督はその後も、マスコミに「春のキャンプまで、毎日ゴルフのラウンドに付き合わせてやるか」などと言っていたそうだ。しかしボクは、翌96年、シーズンを通してベスト体重をキープできた。
あとにも先にも、95年秋の宮崎ほどハードなキャンプはなかった。
◆石毛博史(いしげ・ひろし)1970年7月13日生まれ。市立銚子高から88年ドラフト外で巨人入り。150キロ超の速球とスライダーを武器に活躍。93年橋本(清=現解説者)との“勝利の方程式”コンビで、6勝5敗30Sを挙げて最優秀救援のタイトルを獲得。97年吉岡(現楽天)とともに石井(浩郎)とのトレードで近鉄移籍。在籍6年間で9勝にとどまり、02年に解雇。03年、阪神にテスト入団しリーグ優勝に貢献。05年までのプロ17年で375試合34勝29敗83S、防御率3.44。
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当連載【プレイバック「私が見た長嶋茂雄」】は随時公開。