長嶋茂雄さんが鼻息荒げた1995年宮崎秋季キャンプは吐くほどキツかった

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2006年掲載 石毛博史氏による「マウンドから見たプロ野球 勝利の方程式」(第6回)を再公開

 “燃える男”、“ミスター”の愛称で国民的人気を誇ったプロ野球巨人監督の長嶋茂雄さんが6月3日、都内の病院で肺炎のために亡くなった。享年89。選手、監督として数々の伝説、逸話を残した「ミスタープロ野球」は、身近に接した誰もにそれぞれの「長嶋茂雄像」を強く印象づけてもいる。日刊ゲンダイ連載で多くの球界OBが語ってきたその実像を再構成して緊急公開します。

 今回は巨人や近鉄で通算375試合に登板した石毛博史氏による「マウンドから見たプロ野球 勝利の方程式」の第6回(2006年掲載)を再公開(本文中の年齢・肩書きなどは当時のまま)。

  ◇  ◇  ◇

 今年もいよいよキャンプが始まった。キャンプで一番思い出に残っているのは、95年の宮崎秋季キャンプだ。なにしろ、長嶋監督から“1000本ノック”を受けたのだから……。

「おいっ、飛び込め!」

 ファーストからピッチャーマウンドを横切りサードへ走りながらゴロを捕る。休む間もなく、次はサードからファーストへ……。これをただひたすら繰り返す。ノックする長嶋監督もヒートアップしてきて、声のトーンもどんどん上がる。

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