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「祭 Matsuri」小川直之監修
日本には約8万社の神社があり、大きな神社ではいくつもの例祭があるので、行われる祭りの数は10万を優に超える。さらに神仏に供物を「たてまつる」を語源とする「まつり」の原義から考えると、約7万7000あ…
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「日常の絶景」八馬智著
一般的に、絶景とは「多くの人が共感できる美しさや迫力を持つ他にはない風景」とされる。しかし、光の加減で見慣れた部屋に見たこともない表情が出現したり、通勤通学路に新たな発見をすることがある。 …
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「日本の鬼図鑑」八木透監修
科学万能の現代にあっても、節分になると日本人は「鬼は外」と言いながら豆をまく。コロナ禍の今年は、一層の願いを込めてまいた人も多かったはず。 本書は、先人たちが生み出し、恐れ、戦ってきた日本の…
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「世界のアーティスト 250人の部屋」サム・ルーベル著、ヤナガワ智予訳
アーティストにとって、自邸は憩いの場であるとともに、自らの芸術思想や哲学が詰め込まれたひとつの作品でもある。創作が生まれるアトリエであり、時にはアイデアの源、そして創作に行き詰まったときには戦場と化…
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「大地と生きる北米先住民族の矜持」鎌田遵著
研究者の著者によると、アメリカやカナダは、ヨーロッパからやってきた白人たちが建設した「移民の国」として理解されているが、実際には「依然として数多くの部族や先住民国家が伝統を紡いでいる『先住民族の国』…
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「木箱ラベルの時代 昭和のくだもの」林健男著
物資が乏しかった戦前、青果は笊や竹かごに入れられ出荷されていた。やがて、それらに取って代わって、強度を備え再利用ができる木箱が主流となる。木箱に詰められたもみ殻の中からリンゴを取り出した記憶が残って…
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「デヴィッド・ボウイCHANGES」クリス・ウェルチ著 富永晶子訳
希代のスーパースター、デヴィッド・ボウイがこの世を去ってはや6年。生きていれば今年75歳を迎えたはずの氏の人生の軌跡を残された膨大な写真と共に振り返るビジュアル年代記。 のちにボウイとなる少…
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「漫画サピエンス全史文明の正体編」ユヴァル・ノア・ハラリ原案・脚本、ダヴィッド・ヴァンデルムーレン脚本、ダニエル・カザナヴ漫画、梶山あゆみ訳
我々、ホモ・サピエンスの歴史を独自の視点で見つめ直した世界的ベストセラーのコミック化第2弾。 第1弾で、ホモ・サピエンスが他の「ヒト」を駆逐して唯一生き残り、地球上に広まっていくまでが描かれ…
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「髙田啓二郎画文集 Kの劇場」髙田啓二郎著
1993年、41歳の若さで早逝した著者が残した絵と詩文を編んだ作品集。 とはいっても、その名を知る人は少ないだろう。1951年に東京で生まれた氏は、7歳の頃、小児リウマチに罹患。中学で油絵を…
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「細野観光 1969-2021」細野晴臣デビュー50周年プロジェクト編
2019年にデビュー50周年を迎えた音楽家、細野晴臣氏。デビュー翌年には、バンド「はっぴいえんど」を結成し、ロックのサウンドと日本語の歌詞を融合して「日本語ロック」の礎を築き、さらに1978年に結成…
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「日本の路地」 パイ インターナショナル編
日本中、どこに出かけても、大きな街の駅前やバイパス通り沿いには、チェーン店の看板が連なり、画一的な風景になってしまった。 しかし、通りを外れて一歩、路地に足を踏み入れれば、その町ならではの風…
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「彫刻の歴史」アントニー・ゴームリーマーティン・ゲイフォード著、石崎尚、林卓行訳
著名な彫刻家である著者の一人、ゴームリー氏(AG)は、「彫刻には場所や文化、文脈、そして何千年もの時間を超えて一貫したテーマが横たわっている」。だから「彫刻とはなにか?」という問いは、「人間とはなに…
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「東京に生きた縄文人」東京都江戸東京博物館編集東京都埋蔵文化財センター編集協力
日本の縄文時代は、世界にも類を見ない特別な時代だったという。世界史では新石器時代にあたるこの時代、人類は農業を発明し、土器を生み出し、初めて定住が可能になった。 しかし、縄文時代は農業が未発…
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「青森1950―1962」工藤正市写真集
かつて地方新聞社のカメラマンだった著者が若き日、通勤の折々に地元である青森の街を撮影したスナップ写真集。氏は、報道カメラマンの仕事の傍ら、写真雑誌のコンテストで入選を重ねていたが、仕事との両立が難し…
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「MAGNUM DOG マグナムが撮った犬」マグナム・フォト著、藤井留美訳
太古の昔から、犬は人間の最良の友であり、つねにそばにいた。ゆえに人の日常にカメラを向ければいつもそこには犬がいる。 歴史の現場の決定的瞬間を撮影し、世界に配信してきた写真家集団マグナム・フォ…
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「谷崎潤一郎をめぐる人々と着物」 中村圭子、中川春香著
世界的にも評価が高く、何度もノーベル文学賞の候補に名前があがった文豪・谷崎潤一郎は、着物へのこだわりが強い作家でもあった。作中に登場する人物たちの衣装にも心を配り、キャラクター表現の一端を担わせた。…
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「人類が滅ぼした動物の図鑑」ラデク・マリー著、的場知之訳、長谷川政美監修
先ごろ、中国当局は生息数が順調に増えているジャイアントパンダを「絶滅危惧種」から「危急種」に指定を変更したという。 しかし、国家的に手厚い保護下にあるジャイアントパンダは例外で、現代は6度目…
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「美しい自然の色図鑑」 パトリック・バティ編 石井博/宮脇律郎監修 石田亜矢子訳
さまざまな分野で用いられる色彩の見本「カラーチャート」の歴史は、1774年、鉱物鑑定のための分類体系を考案したドイツの地質学者アブラハム・ゴットロープ・ヴェルナーによってはじまる。氏は、鉱物鑑定のた…
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「オオカミ SPIRIT OF THE WILD」トッド・K・フラー著 竹田純子訳、幸島司郎・植田彩容子監修
順応性の高いオオカミは、かつては高緯度の北極圏から亜熱帯の砂漠まで、人間を例外とすれば世界で最も生息範囲の広い哺乳類だった。100万匹以上のオオカミが地球上のいたるところを我が物顔で歩いていたという…
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「NASAアート」ピアース・ビゾニー著 堀口容子訳
1958年、人工衛星の打ち上げでソビエト連邦に先を越されたアメリカは、NASA(アメリカ航空宇宙局)を設立、宇宙開発に本腰で取り組み始める。 世界初の有人宇宙飛行を目指した「マーキュリー計画…
