(62)これなら立派なお小姓さんだよ
茜は、すっと自らの髪を結っていた紐を解くと、それをずいと佐助の目の前に突き出した。
「これ、いいだろう」
それは、藍と赤が組み合わさった鮮やかな色の組紐だ。
「きれいだね」
「あちこち旅をするとね、褒美にもらうんだ。これは、ある神社の武運長久のお守りだ…
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