膝を曲げるとポキポキなるのはなぜ? 関節症につながるリスクも

公開日: 更新日:

 むろん、たまに音が鳴るという人は気にする必要はありません。しかし、いままでそんな音はしなかったのに、最近急に鳴り出した、どんどんその頻度が増えている、音が大きくなっているという場合は心配です。速やかに整形外科の先生に診ていただきましょう。

 というのも、膝のポキポキ音は変形性膝関節症の発症リスクを高めるとの研究結果が存在するからです。研究したのは米国のベイラー医科大学などの研究チームで、2017年に公開されています。研究は膝のポキポキ音と変形性膝関節症の発症との関連を検討した研究です。

 研究の対象となったのは変形性膝関節症の症状のない3495人(平均年齢は61.1歳、平均の体格指数=BMI28.2)。結果は、膝のポキポキ音がまったくない人に対し、まれにある人では1.5倍、時々の人で1.8倍、頻繁にある人で2.2倍、いつもある人では3.0倍も変形性膝関節症の発症リスクが高かったそうです。

 変形性膝関節症は、足の筋肉が弱っている人、太っている人などに発症しやすく、発症すると歩くことが苦痛になることから日常活動が低下して糖尿病や高血圧などの生活習慣病を発症するリスクが高まります。そうならないために、膝回りや足の筋肉を鍛えたり、体重を落とすことが大切になります。

 ただし、我流の運動はむしろ膝や足に負担をかけて状態を悪化させることにもなりかねません。運動のやり方も病院などの理学療法士に尋ねるようにしましょう。

(弘邦医院・林雅之院長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人2年連続V逸で再び始まる“見境なしの大補強”…床田、坂倉、吉田正尚に小園海斗まで照準

  2. 2

    伊藤沙莉「劇場版『虎に翼』」に興収30億円期待も…豪華キャスト再集結でなお残る“ひとつの不安”

  3. 3

    阪神に来オフ「藤川GM×赤星監督」の仰天プラン浮上! 球団初のリーグ連覇も指揮官交代へ

  4. 4

    「タンス預金2000万円」相続税はどうやってバレる? 税務署が追う“亡き親の出金”

  5. 5

    阪神が佐藤輝明のメジャー流出に備え“金満補強”か…吉田正尚、元MVPゴールドシュミットら浮上

  1. 6

    大谷翔平は90打席ぶり一発どころかPSで本塁打量産も…地区S初戦で見せた“復調サイン”

  2. 7

    【阪神】2026年 戦力外通告選手一覧

  3. 8

    “引退説”の巨人・坂本勇人は来季も現役続行か…「特に二塁打記録更新には強い意欲」の証言

  4. 9

    梅野隆太郎&糸原健斗は戦力外回避か? 気になる阪神ベテラン功労者2人の処遇

  5. 10

    簗農相にまだまだ醜聞続出か?「道路予算カット」暴言も反省ゼロ…臨時国会は大混乱必至

おすすめ求人情報

Sponsored by 求人ボックス