糖尿病
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(2)糖尿病患者は、食後の「デザート」は◯、「おやつ」は✕
梨、柿、ブドウなど糖度の高い果物が豊富に出回る秋、つい食べ過ぎてしまい血糖値が上がった経験はないでしょうか。 糖尿病と単糖類の研究で知られる山内俊一・柏たなか病院糖尿病センター長は、糖尿病の人は梨、柿、ブドウといった秋の果物...
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(1)水分補給…糖尿病患者の死亡率を上げる糖分入り飲料
記録的な猛暑もようやく一段落したとはいえ、猛暑疲れが取れないという人も多いのではないでしょうか。特に、糖尿病を抱えている人にとって、秋は血糖値が上がりやすい食物が出回り、油断できない季節です。 「長引いた猛暑の影響で糖尿病が悪...
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話題の肥満薬はどこまで安全なのか…糖尿病なしの患者に投与
最近新しい肥満症の治療薬が発売され、大きな話題となっています。これはGLP-1受容体作動薬というタイプの薬で、もともとは糖尿病の治療薬として使用されていたものです。その後、臨床試験の結果、体重が減ることが確認されたので、糖尿病のない...
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糖尿病、高血圧…持病で高まる「熱中症リスク」 まだまだ続く猛暑で中高年は特に注意
お盆休みが明けても猛烈な暑さが続いている。関東から西のエリアでは太平洋高気圧に広く覆われ、週末にかけて38度と、体温を超えるような熱波予報も少なくない。梅雨明け前から長引く暑さに疲れをため込んでいる人もいるだろうが、糖尿病や高血圧が...
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(13)糖尿病の一歩手前だった僕はこうして健康を手に入れた
50年前に長野の茅野市で健康づくり運動を始めた。やるからには自分自身が健康でいなくてはならない、自分がひとつのモデルにならなければいけない。そう思った。 一貫して朝ご飯はしっかり食べてきた。具だくさんみそ汁にしたり、塩分を控...
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やたらと光をまぶしく感じるようになったら、すぐに眼底検査を
糖尿病の3大合併症のひとつに数えられる「糖尿病性網膜症」。糖尿病は「サイレントキラー」とも呼ばれるように自覚症状がないため、放置された状態のまま気づかないうちに病気が進みます。そして、ある日突然、体のあちこちに深刻な症状が現れる──...
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糖尿病はなんとかなる病気…「血糖トレンド」の把握が寛解に近づける
「一度、糖尿病になったら治らない。なら治療しても無駄だ」──。そう考えて糖尿病治療を放棄する人がいる。実際、日本の糖尿病患者の4人に1人は治療していない。これは大きな間違いだ。確かに医学的に治るとまではいえないが、食事と運動、生活習慣...
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血糖値が乱れがちな夏だからこそ「血糖トレンド」を意識したい
2型糖尿病とその予備群にとって血糖値の乱れが気になる夏がやってきた。暑さによる体へのダメージ、旅行や花火大会などいつもと異なる生活リズムなどで血糖値は乱高下しがち。病状が重症化したり、本格的な糖尿病を発症するなど、思わぬトラブルが起...
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糖尿病を放置すれば失明…眼科の検査で初めて異常がわかる
糖尿病の3大合併症のひとつであり、日本人の失明原因としても上位に挙げられるのが「糖尿病性網膜症」です。これは、糖尿病によって目の奥にある網膜の毛細血管が傷つき、出血を起こすことで、やがて失明に至る可能性のある病気です。 糖尿...
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週5~6日の“酒飲み”は糖尿病リスクが20%低下する
お酒の飲み過ぎは間違いなく寿命を縮め、肝臓病やがんなどの病気の原因となります。急性アルコール中毒は命に関わる病気ですし、アルコールの依存症も深刻な社会問題です。このように健康に対する悪影響が広く知られているお酒ですが、その一方で「適...
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食品に含まれる「見えない糖質」に気をつけろ…糖尿病や肥満の原因に
気温がぐんぐん上昇し、体のシルエットが気になる季節がやってきた。薄着に備えダイエットを始めた人もいるのではないか。なかには「日頃から糖質の多いごはんやパン、麺類を減らし、甘いものも食べてないのに太っている」と不思議に思っている人もい...
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「6年前から目がぼんやりとしか見えない状態が続いて…」コージー冨田さん1型糖尿病を語る
「せっかく病気になったのだし、コージーにしかできないことがあるはずだから」と、所属事務所の代表から背中を押されたのが病気公表のきっかけです。 秘密にしていたわけではありませんが、営業で仕事を取るのに不利かなとか、“面倒くさい”...
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視力が悪くなる? 痩せる2型糖尿病薬の使用で気をつけたい目の障害
新タイプの2型糖尿病治療薬が注目されている。食後など血糖値が高い時だけ作用するGLP-1受容体作動薬と、GIPの働きを加えたGIP/GLP-1受容体作動薬だ。血糖値を効果的に下げ、体重も減らせる。ところが、欧米ではまれに「薬を使い始...
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糖尿病患者の運転時の低血糖リスクは持続血糖測定器で軽減する
糖尿病治療中の患者であれば誰でも起こす可能性があるのが低血糖だ。名古屋大学大学院の研究グループが、低血糖対策に関する研究結果を国際糖尿病連合の公式医学誌電子版に先月発表した。 研究を行ったのは、糖尿病・内分泌内科学の有馬寛教...
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「人工透析」と言われたら…始める前に知っておきたいこと
「そろそろ人工透析が必要です」と医師から言われたら、「腹膜透析」という選択肢があることを頭に浮かべてほしい。日本では「人工透析=血液透析」という認識が根強く、腹膜透析についてほぼ周知されていない。 腎機能が十分に働かなくなった...
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糖尿病は“治る”病気…厳格なカロリー制限で46%が「寛解」
糖尿病は治る病気でしょうか? 一度、糖尿病と診断されたら、一生治療を続けないといけない、と思われている方が多いかもしれません。たしかに一生治療が必要な糖尿病もあります。しかし、糖尿病にもいくつかのタイプがあり、そのタイプによっては治...
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【豆乳ヨーグルト】糖尿病予防や認知機能低下抑制の報告あり
豆乳ヨーグルトは、豆乳を乳酸菌で発酵させて作られる植物性ヨーグルトで、健康志向や環境意識の高まりとともに注目されています。 その歴史は比較的新しく、1997年トーラク株式会社が「ソヤファーム 豆乳で作ったヨーグルト」を、20...
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やせる糖尿病薬「SGLT2阻害薬」サルコペニアが心配な高齢患者に使って大丈夫?
糖尿病治療薬である「SGLT2阻害薬」の評価はうなぎ上りだ。血糖コントロールはもちろん、体重減少効果も期待でき、慢性心不全や慢性腎臓病への適応拡大もされている。その一方で、筋肉量の減少に伴って筋力や身体機能が低下した状態を示すサルコ...
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(4)COPDがある糖尿病患者はどう治療すべきか
「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」は、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気をまとめてひとつの呼び名としたもの。長期間の喫煙や大気汚染下の生活などで有害な物質を吸入することで肺を中心に全身炎症を起こす。肺がんや虚血性心疾患など多くの全身...
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(3)糖質だらけのおせち料理や飲み物にどう向き合うか?
おせち料理中心のお正月は糖質過多になりがちだが、1日あたりの糖質の摂取の目安をご存じだろうか? 性別、年齢、体重、日々の身体活動量によって異なるが、「日本人の食事摂取基準」(2020年度版)によると、1日のエネルギー量の50~60%...
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(1)糖尿病専門医が警告…「こたつむり生活」が招く高血糖と脳・心筋梗塞
元旦は「年神様」と呼ばれる新年の神様が、1年の幸福をもたらすために各家庭に降臨するという。その年神様を迎え入れて、少しでも多くの幸せを授けてもらうためにさまざまの行事を行う。その過ごし方は人それぞれだが、物事にけじめをつけて気持ちを...
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(2)糖尿病患者の白内障手術はなぜ難しいのか
「白内障は3つのタイプがあります。水晶体の中心の核が濁る核白内障、核の周辺の皮質が濁る皮質白内障、水晶体を包む袋(嚢)の後ろ側がすりガラス状に濁る後嚢下白内障です。加齢による白内障は核白内障や皮質白内障が多い一方、糖尿病患者では後嚢下...
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(1)世界初の2型糖尿病治療薬の人気が本格化…週1回の注射で大幅減量効果
医学の進歩は日進月歩。2024年もさまざまな革新的な治療法がブレークした。2型糖尿病治療薬でいえば、2月に慢性腎臓病の適応を取得したSGLT2阻害薬「エンパグリフロジン」(商品名ジャディアンス)の人気が高まっているが、6月に限定出荷...
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糖尿病患者は「骨折」に注意する…命に関わる合併症のひとつ
「骨折」は日常動作はもちろん、生活の質の低下をもたらす。高齢者の場合は治りにくいうえ、死亡リスクも高める。そんな骨折リスクは糖尿病で特に高くなるという。なぜか? 糖尿病専門医で「しんクリニック」(東京・蒲田)の辛浩基院長に話...
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(11)やせる2型糖尿病薬と長寿との関係…抗がん剤より副作用が少ない
古い2型糖尿病の飲み薬であるメトホルミンに抗老化作用があるのなら、新しい2型糖尿病の飲み薬にも同様の効果があるのではないか? そう考えるのが自然だ。 実際に、2014年に日本で発売になった「SGLT2阻害薬」に抗老化作用があ...
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(10)糖尿病薬「メトホルミン」が抗老化薬として注目されるワケ
前回、カロリー制限により細胞が栄養不足を感知してエネルギーを節約する代わりにオートファジー(自食作用)が強化され、細胞の増殖・分裂などが緩やかになること、その結果として老化が遅れること、それにはIGF-1(インスリン様成長因子-1)...
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糖尿病の患者には「血糖トレンド」の把握が重要になる…11.14は「世界糖尿病デー」
11月14日は世界糖尿病デー。向こう3年間の世界共通テーマは「ウェルビーイング」で、病気や障害による負担を減らし、健康的で幸福な状態を目指すことだという。日本でも11月は糖尿病予防月間として各自治体で糖尿病に関してさまざまな啓発が行...
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糖尿病で足の切断を告げられた…外来治療で回避する方法はある?
「足の指にできた靴擦れで近所の病院を受診したら、足首での切断が必要と言われて…」 こう話すのは、銀座にオフィスを構える某企業で管理職を務める50代後半の女性。糖尿病と診断されてから、忙しい生活の中で食事や運動習慣に気を配り、血...
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長寿社会だからこそ気をつけたい…高齢者に多い「緩徐進行1型糖尿病」
100歳以上の百寿者が10万人に迫る長寿社会・ニッポン。元気なお年寄りが増えるのはめでたいが、長寿社会がこれまでまれだった病気を増加させていることも忘れてはいけない。そのひとつが大人の1型糖尿病だ。 日本では糖尿病の95%は...
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明るい寝室では糖尿病発症リスクが53%増加する? 英医療データを解析
お日さまが出ている時間は起きていて、お日さまが沈んだら眠りにつく、というのは、人間に生来備わった日内リズムです。そのため、夜になるとメラトニンというホルモンが出て眠りを誘いますし、朝はステロイドホルモンが上昇して目が覚めるのです。し...
