膝の軟骨を修復 「変形性膝関節症」を改善させる2つの体操

公開日: 更新日:

「膝が痛くて階段がツライ」「膝がこわばる」。年とともに膝に悩む人が増えてくる。その原因の多くは変形性膝関節症だ。注射を打ったり、膝を支える太ももの筋肉を鍛える運動で、すり減った膝の軟骨の機能をカバーしようとするが、思うようにいかない。そんな中、お金もかからず、誰にでも簡単にできる体操で膝の軟骨を再生し、痛みを和らげる方法があるという。考案した整形外科専門医で「銀座医院」(東京・中央区)の齋藤吉由医長に話を聞いた。

「変形性膝関節症は、膝関節の軟骨がすり減り、関節が炎症を起こしたり、変形したりすることによって、痛みやしびれが起こる病気です。弾力性のある膝軟骨が、膝にかかる衝撃を吸収したり、関節の動きをスムーズにしてくれるおかげで体を自由に動かせるのですが、長年膝を酷使したり、過度の負担をかけ続けると、膝軟骨が劣化し、消耗してしまうのです」

 この病気は、ある日突然、立ち上がったり、階段を上り下りしたりすると、ズキンという痛みが膝に走るようになる。やがて痛みのほかに膝のこわばりを感じるようになり、膝の可動域が狭くなる。曲げ伸ばしがツラくなり、正座ができなくなる。症状が進むと、安静にしているのに膝が痛くなる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?