著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

「外科手術」は患者だけでなく医師も怖い…他人の気持ちはわからない?

公開日: 更新日:

 都立産院で新生児の時に取り違えられた江蔵智さんは、生みの親を捜しています。彼は私と同じ年齢です。その思い、そして東京都の「暖簾にウデ押し課」に頼るしかない、そのやるせなさから抜け出そうとする力は「山を抜き世を蓋う」ことでしょう。

 さて、もうひとつ、日ごろから「相手の気持ち」という点で思っていることがあります。こちらは、「ちょっと想像すればわかるでしょ」という話です。

 仮定の話ですが、北米でも南米でもどっちでもいいのですが、ある国が軍事紛争を起こして、例えば日本の鉱山の利権が脅かされるといった事態となった場合、日本は太平洋を渡って軍隊を派遣するでしょうか?

 もちろん憲法で「紛争の解決に武力を用いてはならない」とされているので理屈からしてありえません。それでも、仮に「大海を渡り地球の裏側に大艦隊を派遣する!」と国が決めたとしたら、国民はどう感じるでしょうか?

「そんな遠いところにぃ……? いいじゃん、放っておけば! 人命に関わるわけじゃないし、採算合わないでしょ。損切りでいいんじゃない?」となるのではないでしょうか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北陸最大の観光都市・金沢駅の「みどりの窓口」が大混雑、平日11時で32組待ち…現場で見えてきた順番待ちが減らない構造的問題

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    東海道新幹線にシニア向け割引登場 交通費を抑える「EX」利用術

  4. 4

    週刊文春が追い続けるプルデンシャル生命の闇…ここは企業ではなく「犯罪者養成所」だった!

  5. 5

    【阪神】2026年 戦力外通告選手一覧

  1. 6

    愛子さまカレンダーが発売前から「1位」の人気…佳子さま「27年版」は見当たらず、皇室カレンダーに映る“世代交代”

  2. 7

    わずか4カ月弱でもう最終工程…米国産ジャガイモ輸入解禁議論の異常なハイスピード感

  3. 8

    どうした川口春奈? CM女王の最近の出演作が《ダサすぎて見ていて辛い》とファン落胆

  4. 9

    シリーズ 保阪メモ「昭和史余話」(48)わずか2カ月余だが戦争回避、平和解決の可能性があった

  5. 10

    【ソフトバンク】2026年 戦力外通告選手一覧

おすすめ求人情報

Sponsored by 求人ボックス