(37)「サ高住」に行くたび、マイナス面が見えてきた
おかんのサ高住暮らしが始まった。波乱の幕開けは3日目、朝7時の電話からだった。「次はいつ来る?」「ちょっと話がある」。このパターンは以前と同じ。近所に住む兄が様子を見に行くと、3時間ほど駄々をこねていたという。
4日目も同じ。再び兄が足を運び説得。最後は「わかったよ。少し頑張ってみるよ」となったのに、1時間もしないうちにこちらに「ひとりで寂しい」と泣きの電話が入った。さらに7日目、会いに行くといつもの「家に帰して」からの恨み節口撃。しかしちょっと話題をそらすとそちらに気を取られ、恨み節が止まる。これをどう捉えるべきなのか。
困り果ててサ高住責任者に相談したところ「あなたたちがあまりに顔を出すから甘えている。しばらく来ない方がいいかも」。そういう考えもあるのはわかっているが、おかんがここまで嫌がる理由はほかにもあるように思えてきた。
たとえば館内の雰囲気。正直とても暗い。こぢんまりした施設なので食堂が狭く、壁沿いにリハビリ器具が置いてある。つまり、ここがリハビリルーム兼用。最初の見学で気づかなかったあらが行くたびに見えてきた。風呂や掃除の介助をしてくれる女性の仕事がかなり大ざっぱ。新たにケアマネになった男性スタッフの暗い雰囲気もおかんは嫌っているようだ。信頼していいのだろうか。


















