介護
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患者さんとの何げない「会話」が命を守るきっかけになる
「今日はね、2万6000歩も歩いたの」(患者) 「どうやって測っているんですか?」(私) 「携帯を見て!」(患者) 「毎日記録しているんですか?」(私) 「そうそう」(患者) 当院には、パニック障害を患...
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(29)問題が現実的になり「介護の沙汰も金次第」を実感する
介護問題が現実的になって初めて、親の年金や貯金の額を知る人が少なくないという。我が家もそう。預かった2冊の通帳と自宅にあった保険証書などを読み解くことで把握することができた。 それによると年金は公的+個人で月額約22万円、貯...
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施設現場を数多く取材した筆者は入居したくない…高級老人ホームがムラ社会化、精神を病む入居者たち
一口に「老人ホーム」といっても、大きく「健康型」「住宅型」「介護付」の3つに分かれる。「健康型」はある程度、生活を送れる人に食事や家事のサービスを提供するが、介護が必要になると退去しなければならない。「住宅型」は元気なうちは「健康型...
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患者さんの不安に寄り添う「話を聞く力」が支える療養生活
神経因性膀胱で尿道バルーンを留置している80代の女性の患者さんがいました。尿道バルーンとは、風船状のバルーンが付いた管を膀胱に留置し、24時間自動的に尿を袋へためる医療器具です。 神経因性膀胱は、神経の異常によって膀胱の機能...
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(28)「サ高住」を見学…想像と現実の差は大きかった
サ高住の見学を渋々OKしてくれたおかん。それが本心じゃないことはよくわかっていたけれど、老健に居られる時間は限られている。一刻も早く候補を絞り、見学でおかんがマイナスイメージを持たないよう下調べを入念に行った。 頭の中に描い...
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認知症患者を支える鍵は家族との情報共有…一緒に生活環境を考えていく
精神症状のある患者さんの中には、内科的な不調を抱えている方も少なくありません。その原因を改善することで気持ちが落ち着き、精神症状が和らぐケースも珍しくないため、まずは内科的な視点から全身の状態を確認するようにしています。 ま...
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(27)「サ高住」見学の約束を取り付けるだけで疲労困憊
老健の生活は緩い時間が流れている。高齢の要介護者ばかりなので、回復期病棟のような活発な人の動きはほとんどない。各種レクリエーションも介護度の高い人に合わせる傾向が強く、「自分は元気」と思っているおかんは退屈に感じ、「家に帰せ」口撃が...
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高齢患者を悩ますスマホの壁…「電話に出られない」が在宅療養の支障に
高齢の患者さんと接する中で、特に対応が難しくなっていると感じるのが、患者さんが持つスマートフォン(スマホ)の扱いです。 これまでは、自宅の固定電話を利用している方や、携帯電話を持っていても通話機能が中心の「ガラケー(ガラパゴ...
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(26)親が医療保険に加入しているか…必ず確認しておくべし!
老健も病院と同様、部屋によって料金が大きく変わる。入所した施設の場合、4人部屋、2人部屋、個室があり、お願いしたのは4人部屋。1カ月あたりの料金は総額約13万円と聞いていた。それが個室だといくらになるのか……。 調べたら「居...
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患者さんの「やりたい」をかなえる支援とは…病気の治療だけが目的ではない
「先生、今度本屋に行くんです!」 定期訪問でお会いした80代の女性患者さんが、満面の笑みでそう話してくださいました。 この患者さんは大動脈解離の手術を受けた後、自宅で療養を続けています。退院当初は転倒を繰り返し、思うよ...
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(25)老健への移動日の“サプライズ”に満足そうに顔をほこらばせた
おかんの抵抗を病院のソーシャルワーカーに相談した数日後、「不安はあるようですが、落ち着いてきましたよ」とのメールが届いた。病棟スタッフたちが上手に説得してくれたようで、老健への移動日も決まったという。 ほっとした半面、おかん...
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「その時はその時で」が招いた激痛… 痛風発作で学んだこと
当院で訪問診療を行っている、慢性心不全を患う80代の独居男性の患者さんがいます。慢性心不全の代表的な症状としては、動いた時の息切れや動悸、胸の圧迫感などがあります。しかし、見落とされがちな症状もあります。そのひとつが「足やまぶたのむ...
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(24)「やりたいことができない」「自殺したいよ!」…母の言葉にトゲが増えていく
前回の外出が楽しかったのだろう。その後おかんは「買い物に行きたい」と口にする機会が増えた。行き先はショッピングセンターがほとんどだ。目的を聞くと「外出用の帽子や服が欲しい」「化粧品を揃えたい」。退院したら自由に外を歩き回ってやろうと...
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食べる喜びを失った時、高齢者の生活は大きく変わる
在宅で療養を始めた患者さんに、「良かったことは何ですか」とお聞きすると、「好きな時に好きなものを食べられること」と答える方が少なくありません。食事は、単なる栄養補給ではありません。心身の健康を保つうえで欠かせない大切な営みです。 ...
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(23)やっと帰ってこれたよ…3カ月半ぶりに自宅に戻った母の呟き
およそ3カ月半ぶりの外出になるおかんは出発時に硬い表情があったものの、お気に入りのパン屋で買い物をするとニコニコ顔に変わっていた。車の中に甘いパンの香りが充満する中、つまみ食いまで始めた。 「あーおいしい。病院のご飯とは大違い...
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「子育てとばして介護かよ」著者の介護ライターが語る《仕事をやめない、別居嫁介護の極意》
シニア世代になると健康はもちろん、介護のことも気になっていく。特に自分や配偶者が認知症になった場合は、不安がいっそう募るものだ。だが、介護する側の子供世代もさまざまな苦労が待っている。そこで介護における数々の問題をコミカルに描いた「...
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“医者嫌い”の80代独居男性を救った「生活の立て直し」
季節の変わり目に体調を崩す人は少なくありません。特に免疫力が低下しやすい高齢者では、その傾向がより顕著です。当院にも、「急に動けなくなったので訪問診療に来てほしい」という相談が、季節の変わり目になると寄せられます。 80代で...
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(22)「先は長くないから好きにさせて」…返す言葉がなかった
「家に帰りたい。長い間留守にしているので心配で心配で」 予想通り、おかんの心の中は家のことでいっぱいだった。 さすがにこれを拒否することはできない。けれど、連れて行ったら「病院に戻らない」と言い出すかもしれない。ショー...
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「最期は自宅で」を支える仕組みとは…医療保険と介護保険
在宅医療とは、「通院が難しい方を対象に、医師が原則月2回、自宅や施設を訪問して診療を行う医療サービス」のこと。 利用者やそのご家族に「一番良かったことは?」とお聞きすると、多くの方が「柔軟に対応してもらえる点」を挙げます。具...
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(21)「どうせ死ぬんだから」…もやもやしつつ、やんわり諭すと…
回復期リハビリテーション病棟での生活が1カ月ほど過ぎた。連日のリハビリのおかげでおかんの体力は徐々に戻ってきている。本人もそれは自覚しているようで、面会に行くたび自宅がどのような状態なのか、大切に育ててきた庭の草花を気に掛ける発言が...
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(20)「自宅に戻るのは厳しい」という医師の言葉に落ち込んだ
回復期リハビリテーション病棟入院から17日目。おかんの回復状態や今後の見通しを聞く日がやってきた。正直なところ、あまりよい話にならないだろうと予想しつつ面談室に入ると、入院前の時と同様、担当の整形外科医と看護師が大量の資料を揃えて待...
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身寄りのない高齢者をどう支えるか…正解はひとつではない
身寄りがなく1人暮らしをしている高齢者でも、自宅で療養生活を送ることは可能だとこれまで幾度となくお伝えしてきました。今後はそのような方がさらに増え、状況もより多様化していくと感じています。 同じ独居高齢者でも、経済状況、近く...
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(19)しっかりしている部分とそうでない部分が混在し…
「夜中に突然看護師さんが来たの。ものすごくビックリして眠れなかった」 おかんが声を潜めて話し出した内容は、病棟では当たり前に行われている「夜間巡回」のことだった。それって普通でしょ。前の病院でも同じことしていたでしょ。そう問い...
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身寄りのない独居高齢者を支える「成年後見制度」という選択肢
身寄りがなく、持ち家で1人暮らしをしていた80歳の男性患者さんのお宅に、私たちのクリニックが訪問することになりました。 きっかけは、自宅で糞尿まみれになり、動けなくなっているところを、地域の方に発見されたことでした。本人は「...
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(18)母親のパンツ選びは還暦を過ぎた息子じゃ無理
回復期リハビリテーション病棟におかんを入院させて数日後、病院から電話がかかってきた。嫌な予感がしつつ出ると、「お母さまの下着類が少ないようです。近いうちに持ってきていただけませんか」。 なんだ、そんなことか。二つ返事でOKし...
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痛みと抑うつの中で80歳女性が見つけた「もう一度歩く」目標
左乳房のがんで全摘手術を受け、術後の痛みで歩行困難となった80歳の女性患者さんがいました。うつ病も発症し、内科と精神科の併診という形で当院が関わることになりました。 それまで通っていた街のクリニックには引き続き通院していまし...
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(17)やっぱりそうなのか…寂しい気持ちで病院を後にした
腰椎圧迫骨折治療のための入院から34日目(発症から50日目)、おかんを回復期リハビリテーション病棟を備えるB病院に転院させる日がやってきた。当日は兄と共に迎えに行き、車で連れて行った。 「早く良くなるためのリハビリをするところ...
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(16)かたや面談で2160円、かたや無料…行って納得の病院の値段の差
入院14日目。おかんの腰椎圧迫骨折発症から30日が経過したところで「B病院、C病院共に受け入れ可能」と連絡が入った。回復期リハビリ病棟への転院の件だ。どちらも担当スタッフと患者家族が今後の方針などを確認しあう「面談」に来るよう求めら...
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(15)骨粗しょう症だなんて聞いてないよ! もっと早くわかっていれば…
おかんの入院付き添いは近隣に住む兄に任せ、当日昼には「完了した」との連絡が入った。その中に気になる報告が2つ含まれていた。1つは入院前日の早朝5時ごろ「足が痛い」とおかんが兄に電話していたこと。しかし昼にショートステイに行き尋ねると...
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最期の時間を支える「選択」と「納得」…在宅医療の基本
最期の時が近づいている、乳がん末期の88歳の女性の患者さんがいらっしゃいました。同居する息子さんが24時間付き添ってこられましたが、より手厚い介護を受けるため、私たちのサービスを受けつつ、ご家族も一緒に過ごせるホスピス施設へ移ること...
