介護
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介護離職を防ぎたい…「顧問介護士」生みの親が明かす協会設立の苦境と起死回生
介護離職が社会問題になっている。厚生労働省の雇用動向調査によると、2021年に介護を理由に仕事を辞めた人は約9万5000人。その中心は40~50代の働き盛りだ。仕事を失えば生活の基盤が危うくなるし、職場の穴を埋めるのも大変。個人にと...
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84歳の寝たきりの親にリハビリを望む家族 超高齢化社会において治療はどこまで続けるべき?
75歳以上が日本人口の13%を占める超高齢化社会で、ポリファーマシーが社会問題となっている。一度に飲む薬の種類が多いために有害事象や飲み間違い、飲み残しにつながる問題だ。「老いを受け入れる」(発売=講談社)の著者で、医療法人かぶとや...
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認知症の徘徊を防ぐ言葉がけのコツ「怒らず、叱らず、否定せず」
認知症は、初期から中期を経て、末期にいたります。この間、大体10年くらいです。初期2~3年、中期3~5年、末期3~5年くらいが目安ですが、個人差がとても大きくあくまでも目安にとどめておいてください。 米レーガン元大統領は、退...
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やがてくる死、101歳女性の静かな覚悟「来年は遠い空の彼方からすてきな声を聞かせて」
5年間、デイサービスで働いてきた。これまですんでいた出版業界とは異なる人との出会いが、生涯の宝物となった。最後に、デイサービスという職場に身を置いたからこそ体験できた話を紹介したい。 主人公は高橋千絵さん、つい最近、101歳...
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「その気がなくて…」ヘルパーの色仕掛けをシャットアウトした男性の賢い対応
午前9時45分が、池端史郎さんのお迎え時刻だ。 その時刻に、僕が運転するワンボックスカーを家の前に止める。添乗員の小池さんが車から降り、玄関のベルを鳴らす。2、3分して池端さんは、男性ホームヘルパーに付き添われて車に乗り込む...
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コロナ禍で介護崩壊の危機 自宅で母を看取った当事者語る
終末期の親を見送る家族の風景がガラリ一変している。老人ホームや病院は面会禁止で、やむを得ず自宅に引き取るケースが増えている。緊急事態宣言下に母を見送った国士舘大学講師の安重千代子さんもそのひとりだ。 ◇ ◇ ◇ ...