薬学生が行う中学校の「薬物乱用防止教室」は年齢が近いから心に届く
以前もお話ししたように、私は小・中学校で「学校薬剤師」として活動しています。担当校では薬物の危険性や薬の適正使用などを学んでもらうために、「薬物乱用防止教室」を定期的に開催しています。従来は薬剤師である私が講師を務め、薬の危険性を講義形式で伝えるのが一般的でした。しかし、大人が一方的に語る授業では、生徒にとってどこか他人事になりがちという課題も感じていました。
転機となったのは2年半前です。帝京平成大学の小原道子教授、原田美那助教らが地域連携部と実践されていた、薬学生による地域活動「薬育」を知り、その取り組みを単身見学にうかがいました。そこでは、薬学部の学生たちが輝きながら子供や地域住民と向き合う姿があり、大きな感銘を受けました。
「このような取り組みを広島でも実現したい」という思いから、薬学生が行う「薬物乱用防止教室」を導入し、今年で3年目(3回目)の教室を中学校で行いました。教室では、安田女子大学の医療系サークルMedispの大学生が講師となり、中学生に向けた体験型の授業やディスカッションを行います。


















