更年期の不調と食事のタイミング…閉経女性対象の研究で興味深い結果
40代後半から50代にかけて多くの女性が迎える更年期。ほてりや発汗、寝つきの悪さ、気分の変化など、現れる症状や程度には大きな個人差があります。
背景のひとつに、女性ホルモンであるエストロゲンの大きな変動と低下があります。更年期には睡眠の悩みを抱える女性も多く、食生活を含めた生活リズムを整えることも大切になります。
更年期と食事の研究でよく知られている食品のひとつが「大豆」です。大豆に含まれるイソフラボンの一種「ダイゼイン」は、一部の人では腸内細菌によって「エクオール」という物質に変換されます。ただし、エクオールをつくる能力には個人差があります。
ホットフラッシュのある閉経後女性を対象とした12週間の試験では、低脂肪の植物性食事に加えて、1日半カップ(86グラム)の調理済み大豆を摂取した群で、中等度から重度のホットフラッシュが開始時より84%減少しました。一方、食事を変えなかった対照群でも42%減少しており、減少の程度には群間で有意な差が認められました。
ただし、この研究は「大豆だけ」の効果を調べたものではありません。食事全体を低脂肪の植物性食事に変え、さらに大豆を加えた複合的な介入です。そのため、「大豆を食べればホットフラッシュが84%減る」と解釈することはできません。


















