「食べないダイエット」が体内時計を乱す…一生続けられる食べ方が健康の近道
「朝食を抜くと痩せる」「1日1食のほうが健康にいい」「16時間何も食べないダイエット」……。こうした食事法は、たびたび話題になります。たしかに、食べる量を減らせば短期間で体重が減ることはあります。しかし、健康的に体重を管理するためには、「どれだけ食べるか」だけでなく、「いつ食べるか」という視点も欠かせません。
ここでひとつ整理しておきたいのが、近年注目されている「時間制限食(TRE)」です。時間制限食とは、食事を取る時間を一日の一定時間内に収める食事法で、摂取エネルギーを極端に減らすことを目的としたものではありません。
ただし、時間栄養学では「何時間食べないか」だけでなく、「いつ食べるか」も重要だと考えます。近年の研究では、朝から夕方までの比較的早い時間帯に食事を終えるTREでは、血糖コントロールやインスリン感受性の改善が期待できることが報告されています。一方、食事時間が夜遅くに偏るTREでは、こうした効果は十分には認められていません。
つまり、「食べる時間を短くすればよい」というわけではなく、体内時計に合わせて活動時間帯に食事の中心を置き、夜遅い食事をできるだけ控えることが大切なのです。


















