(4)エステサロンで健康被害が多発している「HIFU」施術
美容医療トラブルは医療機関に限らず、エステサロンでも起きています。そのひとつが「高密度焦点式超音波(HIFU)」による健康被害です。HIFUは超音波を使って皮膚のたるみ改善や引き締めをする療法で、使い方によっては熱傷(やけど)や神経損傷などの健康被害を起こす危険があります。
2017年には国民生活センターが健康被害の多発を報告し、医師以外の者によるHIFUの施術は絶対に受けてはいけない旨通知しています。
「ところが、その後もエステサロンにおける施術が横行し、被害が止まることはありませんでした」
こう話すのは「HIFU被害対策弁護団」の川見未華弁護士です。
2023年3月の消費者庁・消費者安全調査委員会のHIFU事故に関する調査報告を受け、川見弁護士らが立ち上げた医療問題弁護団(有志)の相談窓口には十数件の被害相談があり、痛みやマヒ、やけどなどの健康被害が寄せられたそうです。
国民生活センターなどが把握している健康被害では、顔の神経損傷や急性白内障、マヒなどの被害も報告されていますが、これらは氷山の一角で、表に出ない被害はもっと多いと推測されています。


















