水銀暴露で失明も…違法な美白・ニキビ用化粧品に気をつけろ

公開日: 更新日:

 老若男女問わず「美しくなりたい」という思いは同じだ。とくにいまは「見た目が9割」と言われるほど外見がその人の能力評価にもつながりかねない時代。仕事にも関係するため美白やニキビなどの対策のために化粧品を手にする人も多い。中には、美容先進大国である米国で流行・販売されている化粧品を輸入して使っている人もいるだろう。ところが、その米国では流通している化粧品の中に、高濃度の水銀が含まれる規制外の化粧品があり、健康被害が出かねないとして、米国眼科学会が会員向けに警告記事を配信しているという。日本の厚労省にあたる米国食品医薬品局(FDA)も同様な警告を発している。自由が丘清澤眼科(東京・目黒区)の清澤源弘院長に聞いた。

「今年1月20日に配信された記事は、ある女性が化粧品に含まれる高レベルの水銀により失明したという内容です。米国ニューヨーク州の眼科医は規制されていない化粧品の中には水銀が高いレベルで含まれている可能性があり、水銀は吸入、摂取、または皮膚吸収により、血流に流入し、人の健康にさまざまな悪影響を与えることを述べています。目に関してはレンズの変色、かすみ目、結膜炎、視神経障害などのほか、周辺または中心部の視力喪失があると指摘しています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも