リレー侍がアジア大会5位惨敗…2028年ロス五輪へ“世界と戦う”ための最低ノルマは?
アジア大会(愛知・名古屋)の陸上男子400メートルリレー決勝が28日に行われ、予選2組1位の日本(多田、小室、桐生、小池)は38秒57の5位。2018年ジャカルタ大会以来、2大会ぶりの金メダルどころか表彰台すら逃した。
海外勢に個々のスピードで劣る日本はこれまで、オーバーハンドパスを採用する強豪国を尻目に、正確無比なアンダーハンドパスで互角以上に渡り合ってきた。08年北京、16年リオ五輪で銀メダルを獲得した“リレー侍”もしかし、アジア記録を更新(37秒43)して銅メダルを獲得した19年世界選手権(ドーハ)を最後に表彰台から遠ざかった。
そこで日本陸連は28年ロス五輪での復権を目指して00年シドニー五輪を最後に封印したオーバーハンドパスを今季から取り入れた。
従来のアンダーハンドパスは受け手が加速しやすく、バトンワークで失敗するリスクは低い。一方、オーバーハンドパスは受け手が手のひらを後ろに向けて腕を伸ばし、前の走者が押し出すようにバトンを渡すため、走者間の距離を長く取れるメリットがある。18年の国際陸連(ワールドアスレティックス)により、ルール改正が行われ、バトン受け渡しエリアである「テイクオーバーゾーン」が、それまでの20メートルから30メートルに延びて距離が稼ぎやすくなったため、日本陸連はリレーの復権を目指して、世界の潮流に乗ったのだ。


















