経済ニュースの核心
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相続で過度な節税対策は逆効果…かえって課税額が増えるケースも
高齢化が進み、団塊世代がリタイアする中、相続・事業承継関連ビジネスが花盛り。しかし、相続税の節税対策に税務当局の厳しい目が向けられ始めている。 「これまで合法的とみられていた節税対策であっても…
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3メガバンクが揃って過去最高益へ…「金利ある世界」になったことで状況が一変
3メガバンクグループの2026年3月期の連結純利益が3社揃って初めて1兆円を超える見通しだ。みずほフィナンシャルグループが初めて1兆円の大台に乗せる見込みであるほか、三菱UFJフィナンシャル・グルー…
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「鬼滅の刃」公開10日で興収128億円突破! 元請けアニメ制作会社は3部作に“全集中”
7月18日から全国の劇場で公開されている「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」の累計興行収入が公開10日間で約128.7億円を突破するなど、歴代ナンバーワンの成績を叩き出している。同作品…
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「エムット」の商標巡り“ニアミス”騒動も…三菱UFJ銀はポイント還元率最大20%ブチ上げ預金獲得強化へ
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)がリテール戦略の切り札として強力推進している新金融サービス「エムット」。俳優の木村拓哉、石原さとみら3氏が共演するテレビCMも好評で、「中核となる三菱U…
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三谷産業がAIを社外取締役候補に…事業のリスクチェックはどこまでできるのか
AI(人工知能)のバーチャルヒューマンが企業の社外取締役として経営を指南する時代がすぐそこまで来ている。金沢市の三谷産業(三谷忠照社長)は今月3日、バーチャルヒューマン制作を手掛けるAww Inc.…
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官製ファンド「INCJ」が15年の歴史に幕…志賀俊之会長が会見で語った悔しさ
「志賀さんが辞めた」 3月末で投資活動を終えた官製ファンドINCJ(旧産業革新機構)は6月30日、15年間の活動を振り返る記者会見を開いた。 会見に臨んだ志賀俊之会長は「業界再編をもっ…
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京成電鉄にのしかかるオリエンタルランド株の重荷…物言う株主の揺さぶりには抵抗も厳しい“お家事情”
京成電鉄が6月27日に開いた定時株主総会で、取締役の選任案など会社提案の議案すべてが可決された。同社株を4.5%強保有するアクティビスト(物言う株主)である英パリサー・キャピタルは小林敏也前社長らの…
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地銀に蔓延する「ステルス投資」にメス! 金融庁が新人事で監視強化へ
金融庁は23日、井藤英樹長官が退任し、伊藤豊監督局長が昇格する人事を固めたと日本経済新聞が報じた。監督局長の後任には石田晋也総括審議官を充てる。発令は7月の見通しという。 その伊藤新長官の下…
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ますます巧妙化するフィッシングメール…証券口座乗っ取りはまさにイタチごっこ
フィッシング対策協議会は16日、「大和証券をかたるフィッシングの報告を受けています」とする緊急情報を公開した。「フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成されることが多く、見分けることは…
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2度目の月面着陸失敗で注目…「ispace」の重い有利子負債とスポンサーの契約更新
日本の宇宙スタートアップ「ispace」は6日朝、日本の民間として初の月面着陸に挑戦したが、午前4時過ぎの着陸予定時刻を過ぎても「月着陸船との通信が確立できていない」として、着陸は失敗と判断した。着…
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初の生保出身 筒井義信新会長率いる経団連が抱えるジレンマ
経団連は5月29日、筒井義信会長(71)が率いる新体制がスタートした。 筒井氏は日本生命保険社長、会長を務め、生命保険協会長も歴任した金融界の重鎮。金融機関出身者が「財界天皇」と呼ばれる経団…
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「聘珍樓」の3度目の倒産は“氷山の一角”か…格安店の乱立で高級中華が苦境に
横浜中華街発祥の高級中華料理店を運営する聘珍樓と関連会社の香港聘珍樓ジャパン、大福の3社が東京地裁から5月21日付で破産手続き開始決定を受けた。負債額は聘珍樓が12億1045万円、香港聘珍樓ジャパン…
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名門ゼネコン復活なるか? 三井住友建設はインフロニアHDによる買収で完全子会社化へ
準大手ゼネコンで前田建設工業を傘下に持つインフロニア・ホールディングス(HD)は14日、東証プライム上場の名門ゼネコン、三井住友建設を買収すると発表した。TOB(株式公開買い付け)を通じて全株式を取…
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21年ぶりの米拠点開設で思い出す…りそな銀行誕生のキッカケになった巨額損失事件
りそな銀行は4月25日、米西部カリフォルニア州ロサンゼルスに駐在員事務所を開設した。米国に進出している取引先約1200社を中心に、「販路拡大の支援、現地の企業や各種コンサルタント、提携銀行等の紹介等…
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迷走続く「マレリ・ホールディングス」再建…金融界の最大の懸念は日産との共倒れ
「マレリ問題は非常に厄介です。取引銀行はもう主導権を取れていないように見える。もはや投資ファンドの玩具と化している雰囲気さえある。まだまだ迷走しそうですね」 金融関係者がこう嘆く大手自動車部品…
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福岡うどんは全国ブランドになれるのか? うちだ屋はホリエモンが顧問の「こむぎの」と資本提携で全国へ
福岡のうどんが脚光を浴びている。北九州市のソウルフード「資さんうどん」がすかいらーくグループ入りし、全国展開を開始したのに続き、同じ福岡4大うどんの一角、「うちだ屋」が飲食店ブランドのライセンス事業…
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笹田賢一社長が旗を振るみずほ信託銀のコンサル業務強化…創立100周年でも強みのDNAは脈々
みずほ信託銀行が、同族会社「ファミリー企業」のコンサルティング事業の強化に乗り出す。4月に関連部署を再編、弁護士や資産運用、税務などに精通した専門スタッフを今年度中に約3割増員するほか、企業の株主情…
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トランプの「金本位制」復活ブチ上げに現実味…関税への警戒感から価格は史上最高値更新
トランプ関税への警戒感から「安全資産」とされる金の価格が高騰。4月に入り、一時1オンス3200ドル(約47万3600円)を突破して史上最高値を更新した。 「足元では世界的な株価の急落から、追い…
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銀行vs証券のファイアウオール規制緩和は第2幕へ…全銀協会長・半沢淳一氏が意欲
全国銀行協会(全銀協)の会長に4月1日付で就任した半沢淳一氏(三菱UFJ銀行頭取)は、読売新聞のインタビューで、同じ金融グループ内の銀行・証券会社間で顧客の非公開情報の無断共有を禁じる「ファイアウオ…
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業界初の女性トップ誕生へ…高知銀行「河合祐子新頭取」の華麗な経歴と意外な一面
最も保守的な業界といわれる銀行界で、初の女性頭取が誕生する。高知県を主地盤とする第二地銀、高知銀行は3月27日、河合祐子副頭取(60)が6月下旬の定時株主総会において、新頭取に昇格する人事を決めた。…