経済ニュースの核心
-

高市首相は“責任ある積極財政”を掲げるが…日銀に代わる国債の受け皿はあるのか
「この内閣では『経済あっての財政』の考え方を基本とします。『強い経済』を構築するため、『責任ある積極財政』の考え方の下、戦略的に財政出動を行います」 10月24日の所信表明演説で、高市早苗首相…
-

パソナの万博出展費用の赤字は“先行投資”…夢洲IR再開発を巡る大いなる野望
パソナグループが15日に発表した2025年6~8月期連結決算は、売上高が前年同期比0.8%増の769億円、最終利益が6億円の赤字となった。今月13日に閉幕した大阪・関西万博に関し、出展関連費用約5億…
-

アパレル世界2位のH&Mを猛追! 絶好調ファーストリテイリング・柳井正会長の“後継者選び”で注目の動きが
ユニクロなどを手がける衣料品大手ファーストリテイリングが9日発表した2025年8月期決算(国際会計基準)は、売上高(売上収益ベース)が前年同期比9.6%増の3兆4005億円、営業利益が12.6%増の…
-

“無税”で上場したソニーFGは特別扱いか…後続企業に立ちはだかる高い壁
9月24日、元ソニー副会長の伊庭保さんが、敗血症で死去した。89歳だった。1990年代後半のソニーの黄金期を牽引した番頭役で、日本におけるCFO(最高財務責任者)の先駆けだった。 2004年…
-

地域航空会社「トキエア」は脱“低空飛行”なるか…堀江貴文氏を取締役に招聘も波高し
新潟空港を拠点とする地域航空会社「トキエア」は、実業家の堀江貴文氏を取締役に起用する。 9月24日の取締役会で議題として上がり、29日の株主総会で正式に決定された。10月6日に記者会見を開い…
-

生保出向者に相次ぐ内部情報漏洩に銀行ダンマリ…むしろ“財界天皇”を心配する不思議
生保出向者による銀行の内部情報の漏洩は、底なしの様相を呈しつつある。日本生命保険から三菱UFJ銀行への出向者が、同行の内部情報を無断で持ち出していた問題に続き、第一生命保険の出向者も販売シェアに関す…
-

窮地のフジ・メディアHDを救った東映アニメ株売却が両者にウィンウィンなワケ
東映アニメーションは10日、フジ・メディア・ホールディングス(HD)が保有する同社株約5%が海外市場で売り出されると発表した。フジHD傘下のフジテレビは、「ドラゴンボール」や「ワンピース」など東映ア…
-

大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反
家電量販店大手のヨドバシカメラが、下請け業者への支払いを不当に減額していたとして、公正取引委員会は下請法違反で勧告した。 ヨドバシカメラは、冷蔵庫や洗濯機などの「プライベートブランド(PB)…
-

三菱商事が洋上風力発電から撤退…気になるウォーレン・バフェット氏への忖度
三菱商事は8月27日、秋田、千葉両県沖の3海域で進めてきた洋上風力発電所の建設計画から撤退すると発表した。中西勝也社長が東京都内で記者会見し、「建設費用が4年前の入札時の見込みから2倍以上に膨らんだ…
-

楽天モバイル通信秘密漏洩事件の報告はなぜ遅れた? 3カ月以上放置に総務省は厳重注意
総務省は8月19日、楽天モバイルの矢澤俊介社長に対し、利用者のIDやパスワードの情報流出などをめぐり厳重注意の指導を行った。 発端は今年2月、中高生3人が楽天モバイルのシステムに不正にログイ…
-

コカ・コーラ自販機事業に立ちはだかる前途多難…巨額減損処理で赤字転落
自販機飲料“不動の4番打者”と言われ、いまなおトップシェアを誇るコカ・コーラが苦境に喘いでいる。 コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス(BJH)は1日、2025年12月期の連結最終…
-

相続で過度な節税対策は逆効果…かえって課税額が増えるケースも
高齢化が進み、団塊世代がリタイアする中、相続・事業承継関連ビジネスが花盛り。しかし、相続税の節税対策に税務当局の厳しい目が向けられ始めている。 「これまで合法的とみられていた節税対策であっても…
-

3メガバンクが揃って過去最高益へ…「金利ある世界」になったことで状況が一変
3メガバンクグループの2026年3月期の連結純利益が3社揃って初めて1兆円を超える見通しだ。みずほフィナンシャルグループが初めて1兆円の大台に乗せる見込みであるほか、三菱UFJフィナンシャル・グルー…
-

「鬼滅の刃」公開10日で興収128億円突破! 元請けアニメ制作会社は3部作に“全集中”
7月18日から全国の劇場で公開されている「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」の累計興行収入が公開10日間で約128.7億円を突破するなど、歴代ナンバーワンの成績を叩き出している。同作品…
-

「エムット」の商標巡り“ニアミス”騒動も…三菱UFJ銀はポイント還元率最大20%ブチ上げ預金獲得強化へ
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)がリテール戦略の切り札として強力推進している新金融サービス「エムット」。俳優の木村拓哉、石原さとみら3氏が共演するテレビCMも好評で、「中核となる三菱U…
-

三谷産業がAIを社外取締役候補に…事業のリスクチェックはどこまでできるのか
AI(人工知能)のバーチャルヒューマンが企業の社外取締役として経営を指南する時代がすぐそこまで来ている。金沢市の三谷産業(三谷忠照社長)は今月3日、バーチャルヒューマン制作を手掛けるAww Inc.…
-

官製ファンド「INCJ」が15年の歴史に幕…志賀俊之会長が会見で語った悔しさ
「志賀さんが辞めた」 3月末で投資活動を終えた官製ファンドINCJ(旧産業革新機構)は6月30日、15年間の活動を振り返る記者会見を開いた。 会見に臨んだ志賀俊之会長は「業界再編をもっ…
-

京成電鉄にのしかかるオリエンタルランド株の重荷…物言う株主の揺さぶりには抵抗も厳しい“お家事情”
京成電鉄が6月27日に開いた定時株主総会で、取締役の選任案など会社提案の議案すべてが可決された。同社株を4.5%強保有するアクティビスト(物言う株主)である英パリサー・キャピタルは小林敏也前社長らの…
-

地銀に蔓延する「ステルス投資」にメス! 金融庁が新人事で監視強化へ
金融庁は23日、井藤英樹長官が退任し、伊藤豊監督局長が昇格する人事を固めたと日本経済新聞が報じた。監督局長の後任には石田晋也総括審議官を充てる。発令は7月の見通しという。 その伊藤新長官の下…
-

ますます巧妙化するフィッシングメール…証券口座乗っ取りはまさにイタチごっこ
フィッシング対策協議会は16日、「大和証券をかたるフィッシングの報告を受けています」とする緊急情報を公開した。「フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成されることが多く、見分けることは…
