「鬼滅の刃」公開10日で興収128億円突破! 元請けアニメ制作会社は3部作に“全集中”
7月18日から全国の劇場で公開されている「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」の累計興行収入が公開10日間で約128.7億円を突破するなど、歴代ナンバーワンの成績を叩き出している。同作品は2024年5~6月に放送されたTVアニメ「柱稽古編」の続編だ。
ダイナミックな戦闘シーンが最大の見せ場で、パンフレットの解説によると、猗窩座が繰り出した奥義「青銀乱残光」のシーンでは、高速の乱れ打ちの技を表現するため、約1分間で5000枚以上の作画が行われたという。アニメーション制作を担ったのはufotableだ。
ufotableは、東京ムービー新社(現トムス・エンタテインメント)の制作プロデューサーであった近藤光氏が、内田勉氏らとともに2000年10月に設立した。アニメーションの企画・制作を中核事業とし、TV番組・PV・映像(実写)の企画・制作やWebコンテンツなどを展開する総合映像プロダクションだ。
同社は、「撮影・CGを担当するデジタル映像部や、企画や制作進行・シナリオ制作を担当する制作部など、映像制作に携わるほぼすべてのパートを内製化しており、全工程を社内で完結させることができるため、『鬼滅の刃』のような壮大なシリーズ作品を手掛けられる」(大手信用情報機関)という。