著者のコラム一覧
森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

「鬼滅の刃」公開10日で興収128億円突破! 元請けアニメ制作会社は3部作に“全集中”

公開日: 更新日:

 7月18日から全国の劇場で公開されている「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」の累計興行収入が公開10日間で約128.7億円を突破するなど、歴代ナンバーワンの成績を叩き出している。同作品は2024年5~6月に放送されたTVアニメ「柱稽古編」の続編だ。

 ダイナミックな戦闘シーンが最大の見せ場で、パンフレットの解説によると、猗窩座が繰り出した奥義「青銀乱残光」のシーンでは、高速の乱れ打ちの技を表現するため、約1分間で5000枚以上の作画が行われたという。アニメーション制作を担ったのはufotableだ。

 ufotableは、東京ムービー新社(現トムス・エンタテインメント)の制作プロデューサーであった近藤光氏が、内田勉氏らとともに2000年10月に設立した。アニメーションの企画・制作を中核事業とし、TV番組・PV・映像(実写)の企画・制作やWebコンテンツなどを展開する総合映像プロダクションだ。

 同社は、「撮影・CGを担当するデジタル映像部や、企画や制作進行・シナリオ制作を担当する制作部など、映像制作に携わるほぼすべてのパートを内製化しており、全工程を社内で完結させることができるため、『鬼滅の刃』のような壮大なシリーズ作品を手掛けられる」(大手信用情報機関)という。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方