著者のコラム一覧
森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

銀行vs証券のファイアウオール規制緩和は第2幕へ…全銀協会長・半沢淳一氏が意欲

公開日: 更新日:

 全国銀行協会(全銀協)の会長に4月1日付で就任した半沢淳一氏(三菱UFJ銀行頭取)は、読売新聞のインタビューで、同じ金融グループ内の銀行・証券会社間で顧客の非公開情報の無断共有を禁じる「ファイアウオール(FW)規制」について、「(行政に)早期に議論を再開していただくためにも、体制整備を進めていく」と、規制緩和への意欲を示した。

 FW規制を巡っては昨年6月、半沢会長の母体である三菱UFJ銀行など3社が違反行為で金融庁から業務改善命令を受けている。半沢氏は「不祥事は重く受け止めている」とした上で、日本経済が成長するためには、「銀行と証券が一体となって顧客の潜在的なニーズにアクセスする必要性がある」と強調した。

■米国の「グラス・スティーガル法」がルーツ

 FW規制は、1933年に米国で導入された銀行と証券の兼営を禁じる「グラス・スティーガル法」がルーツだ。同様に日本でも戦後、証券取引法(現在の金融商品取引法)第65条で、銀行・証券の間に高い壁が設けられた。その壁は今も残り続け、銀行と証券の情報共有は原則禁止されている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る