保阪正康 日本史縦横無尽
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シリーズ「占領下の日本社会」(63)ファシズム体制とは、ある日、突然に生まれるものではない
東京裁判の判決文は、日本の侵略政策は「共同謀議」によって進められていたと謳い、被告たちは程度の差こそあれ、関わったとして断罪された。こうした判決文を読み解くと、あたかも当時の日本国民には何ら責任がな…
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シリーズ「占領下の日本社会」(62)巣鴨プリズン一斉釈放 処刑と恫喝で始まった「アメリカン・デモクラシー」
東京裁判に対して、マッカーサー率いるGHQ(連合国軍総司令部)の側には、実は大きな不満もあった。これまでの本連載に目を通していただければ容易に想像がつくだろうが、不満の最大の理由は、この裁判をマッカ…
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シリーズ「占領下の日本社会」(61)マッカーサーも断念した…幻に終わった東京裁判の第2次、第3次法廷
東京裁判で被告を断罪した結果、7人に絞首刑の判決が出されたが、それ以外の18人の刑がいかなるものであったか、改めて整理しておきたい。つまり、アメリカを中心とする連合国は、日本の戦時指導者たちにいかな…
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シリーズ「占領下の日本社会」(60)処刑されたA級戦犯の最期――アメリカはなぜ「遺灰」すら遺族に渡さなかったのか
東京裁判の判決、そして7人の処刑によって、太平洋戦争の軍事的決着がついた。むろん政治的、歴史的には占領が解けるまで続くわけであるが、ひとまず「戦犯」という形をとった復讐に類する儀式は終わったのである…
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シリーズ「占領下の日本社会」(59)絞首刑になった7人の最期を記した「平和の発見」はベストセラーに。教誨師・花山信勝が見た東條英機の素顔
絞首刑に処された7人の様子については、すでに記した通り教誨師の花山信勝によってある程度明らかにされている。加えて花山は、7人の最期を自分が知る限り全て記録に残そうと著作「平和の発見」を著した。この書…
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シリーズ「占領下の日本社会」(58)東京裁判の被告弁護団は、米国内で「この軍事裁判には法的根拠がない」と提訴した
前回、前々回の2回にわたり、東京裁判に関する私の取材ノートを一部ではあるが、紹介してきた。東京裁判で裁かれたA級戦犯への関心は戦後社会の空気の中で次第に薄れていった。現実の戦後の混乱期をどう生きてい…
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シリーズ「占領下の日本社会」(57)米国のいやがらせ、証言の強要――取材メモが明かす極東国際軍事裁判の虚実
東京裁判についての私の取材メモを箇条書きふうに記述を続けていきたい。 ⑤検事側の証人になり、日本の軍閥政治を暴露して、被告たちの心胆を寒からしめた軍人、田中隆吉の関係者の証言によると、東京裁判…
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シリーズ「占領下の日本社会」(56)東條英機の内省、橋本欣五郎の怒声…取材ノートが明かす東京裁判「戦犯たち」の肉声
東京裁判において、A級戦犯たちが絞首刑になった真の理由は、実は戦時法規違反の残虐行為の責任を問われたためであった。もとより、このことは表面的な記録からは読み取りにくい。しかし、海軍は一人も絞首刑にな…
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シリーズ「占領下の日本社会」(55)6人の陸軍軍人に加えてなぜ広田弘毅だったのか
実は絞首刑の判決を受けた7人は、「平和に対する罪」などの罪名については、死刑という厳しい判決は受けていない。7人に共通しているのは、戦時下の残虐行為を何よりも重視されたという一点である。半藤一利はか…
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シリーズ「占領下の日本社会」(54)東京裁判の判決で問われたのは、戦時の残虐行為に対する責任だった
アメリカを中心とする占領期の日本社会の風景を、今しばらく追いかけていくことにする。 東京裁判と、日本側が密かに考えた「戦犯自主裁判構想案」を比較しながら、戦争責任の現実を見てきたわけだが、前…
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シリーズ「占領下の日本社会」(53)「戦後民主主義80年」の原点-占領期の実像を再検証する
「戦後80年」「昭和100年」という節目の年を終えて、次の時代へと軸足は移っていく。さてどのような年になるだろうか。 本シリーズでは戦後日本の原点ともいうべき「占領期」について検証を続けている…
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シリーズ「占領下の日本社会」(52)東京裁判も踏み込まなかった「自主裁判」が内包していたある種の「怖さ」
もし「世界2分割」の支配構造の全貌が国民の間に知られていたら、どのような反応が起きたであろうか。いや「戦犯自主裁判」では、こうした構想の主体であった参謀本部作戦部の幕僚たちは裁かれたであろうか。 …
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シリーズ「占領下の日本社会」(51)なぜ戦後日本は「戦犯自主裁判勅令案」や世界分割構想を国民に隠し続けてきたのか
東條英機に代表される陸軍の指導者は、天皇から戦争政策への道を白紙還元するようにとの命令を受けて、昭和16(1941)年10月半ばから政策の練り直しに入ったはずである。しかし、結果的にその姿勢は腰砕け…
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シリーズ「占領下の日本社会」(50)「支那に100年は駐留しなければダメだ」と豪語した、東條英機の常軌を逸した「世界支配図」
東條英機が主導した陸軍省が、ヒトラーとともに世界地図を分割しようとした案について、もう少し記述しておこう。そこには真珠湾攻撃の成功に気を良くして、今回の「大東亜戦争の結果、米、英、蘭各国領の南方諸地…
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シリーズ「占領下の日本社会」(49)「地球儀」のように世界を弄ぼうとしたヒトラーと東條 東京裁判の却下資料が示す“狂気”の計画
ヒトラーと東條英機が世界を2分割するという構想案について、さらに記述を続けよう。 第5項(豪州)と第8項(アラスカ)については前回に紹介したが、第9項には以下のようにある。「中央アメリカ総督…
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シリーズ「占領下の日本社会」(48)ヒトラーナチスがやったことについて日本はなんの責任もないと言い切れるのか
軍事指導者や中堅の軍人たちが密かにまとめた「世界支配」の戦略について、もう少し記述を進めよう。 まずこの文章(意図するところは、北アメリカ、ヨーロッパの国々、さらにはアフリカなどの地域はドイ…
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シリーズ「占領下の日本社会」(47)ドイツと世界を2分割する…日本の軍人たちの呆れた「夢想」
これまで東京裁判の被告選定と、日本側が行おうとしていた戦犯自主裁判の被告の選定が、どのような形で重なり合うのか、そのことを検証してきた。むろん、日本側が想定した裁判は、「天皇の平和希求の意思に反して…
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シリーズ「占領下の日本社会」(46)もし「戦犯自主裁判の勅令」がそのまま実行されていたら、日本は大騒ぎになっただろう
「戦犯自主裁判」の勅令案が、もしそのまま実行に移されたならば、という事態をもう少し想定してみよう。4人の国務大臣が告発できる場合について、これまで記述してきた。もうひとつ、ある条項が存在する。「国民は…
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シリーズ「占領下の日本社会」(45)戦犯自主裁判の勅令案はあまりにも多くの人を裁こうとしていた
改めて繰り返すことになるのだが、幣原喜重郎内閣の下で、次田大三郎や岩田宙造らがまとめた勅令案は、むろん彼らの軍人批判をその根底に置いている。日本が開戦に傾斜していくプロセスにおいて、確かに軍事指導者…
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シリーズ「占領下の日本社会」(44)橋田邦彦、小泉親彦…自決した学者閣僚と、生き残った軍人たち
日本側の戦犯自主裁判と現実の東京裁判、この2つの比較をもう少し試みたい。被告の選定にあたっては、東京裁判の訴追された28人より、日本側の「戦犯自主裁判」の方が訴追される者は多かったはずだ。 …
