著者のコラム一覧

保阪正康作家

１９３９年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。２００４年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史　縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く歴史が暗転するとき』（講談社）として好評発売中。

保阪正康日本史縦横無尽

シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」（41）本土決戦は実際に行われていたのだ

公開日：2025/03/04 17:00　更新日：2025/03/04 17:00

沖縄戦の様子（1945＝昭和20＝年5月16日）　（Ｃ）Underwood Archives／Universal Images Group／共同通信イメージズ

　戦時用語としての「本土決戦」という語を分析して解説を記しているわけだが、ここでさらにこの語に伴う史実を紹介していくことにしたい。その前に、本土決戦は実際に行われていたのだが、私たちはそのことにいささか鈍感になっていると言ってもよいであろう。昭和20（1945）年6月に敗北となっ…

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【連載】保阪正康日本史縦横無尽

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